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プロセス、戦略、人間学の視点からプロジェクトを眺めます。

楽しいチームの6つの特性

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プロセスデザインエージェントの芝本秀徳です。

きょうは、うまくいくチームが持つ特性についてです。

■ チームに「なる」

プロジェクトを立ち上げるとき、チームを編成します。このチームビルディングはプロジェクトの成果を左右しうる重要な活動です。

チームがうまく機能していなければ、むずかしい仕事でなくても、つまずいてしまいます。逆に、とても困難な仕事であっても、チームとしてのまとまりがあれば、困難を楽しんで、ゴールにたどり着くことができるのです。

人数を集めればチームになるわけではありません。チームとは「役割」の集まりです。それぞれのメンバーが有機的に役割を果たすことで、はじめてチームに「なる」のです。

その意味で、チーム編成はスタート地点に過ぎません。チームビルディングとは、プロジェクトを通じて続く、継続的な取り組みということができます。

■ 異なる才能を集める

機能するチーム、成果を生み出すチームをつくるために大切なことは、「自分と同じようなメンバーばかり集めない」ことです。

人はどうしても自分と共通点がある人、自分と同じ考えを持つ人に親しみを持ってしまいます。しかし、自分と同じようなメンバーばかり集めても、チームとしての相乗効果がのぞめません。

チームの存在意義の一つは「多様性」です。ちがう考えや才能を持つ人間が集まることで、創発が起こり、よりよい成果が生まれます。

■ 機能するチームが持つ6つの特性
これまで、数多くのプロジェクトで仕事をしてきましたが、うまくいったチームでは、6つの要素、役割が機能していました。

①ドライバー
ビジョンを語り、方向性を示す人です。プロジェクトリーダー、マネジャーはこの「ドライバー」の役割を果たす必要があります。思いは語らなければわかりません。見通しを示すのがドライバーの役割です。

②サポーター
サポーターは、ドライバーの足りないところを補う人です。ドライバーはビジョンを示し、サポーターは足下を固める役割を担います。うまくいくチームは、必ず、ドライバーとサポートの協力関係があります。

③ムードメーカー
その人がいるだけで、場がなごんだり、楽しい雰囲気を持っている人がいます。こういう人がチームにいると、困難なことがあっても前向きに取り組むことができます。

④パッショネーター
情熱、熱さを持っている人。周りに火をつける人です。少し暑苦しくても、その人がいると「やってやろう」と思える、そんな人がいることで、チームに熱が乗り移ってきます。

⑤オブザーバー
みんなが盛り上がっているときも、一歩引いて、冷静な視点が提供できる人です。パッショネーターとのバランスを取ってくれます。

⑥フォロアー
あまり意見の主張はしなくても、やるべきことをしっかりやる人。

同じ人が別の複数の役割を担ってもいいのです。たとえば、ドライバーとパッショネーター、サポーターとオブザーバーが同じ人物でもいいのです。

チームをつくるときに大切なことは「違いをおもしろがる」ことです。それぞれの違いを排除するのではなく、認め合う、おもしろがることで、メンバーが存分に力を発揮することができます。

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