北欧の冬の夜にはクラフトビール
ブダペスト・リスト・フェレンツ国際空港からフィンエアで約3時間。ヘルシンキ・ヴァンター国際空港に降り立ったのは午後3時すぎでした。空港からバスでホテルにチェックインしたのが4時ごろ、その時間には既に日は沈み外はすでに薄暗くなっています。
今回のジャーニーではマイレージ利用のため往路は成田→フランクフルト、復路はヘルシンキ→成田という変則的なエアチケットを取ったことから、ブダペスト出発遅れによるヘルシンキでの乗り継ぎができないリスクを避けるために前日入りしヘルシンキに1泊するスケジュールとしました。ヨーロッパでは遅れで乗り継ぎできないことは稀ではありません。
冬至のひと月前とは言え、このヘルシンキは北緯60度の(おそらくアイスランドのレイキャビックつぎ)世界で2番目に北にある首都です。冬至に太陽が昇らず、夏至に太陽が沈まない緯度の境目である北極圏は北緯66度なので、あと700Km北に行くと北極圏ということになります。
ヘルシンキのダウンタウンはウィーンよりもコンパクトです。観光地もダウンタウンに集中しておりトラムを利用しなくてもヘルシンキ大聖堂、ウスペンスキー大聖堂が観れます。気温1度の17時過ぎにダウンタウンを歩いて観光し、やっぱり最後もビールで締めることになります。
ディナーのあとフィンランドのクラフトビアレストラン「Ravintola Teerenpeli Kamppi」に入りました。 Teerenpeliは1995年に設立されたフィンランドのマイクロブルワリーで、多くのラインナップがあります。僕はダークビールを頂きました。めちゃ寒い中ですがビールはコクがありとても美味かったです。ヘルシンキの街は若い人が多い印象です。このビアレストランにも青い目をした若い連中がどどっと入ってきました。このようにしてヘルシンキの夜は更けていきました。
これで今回のハイパー・ローカルなジャーニーは終りを迎えました。
■ハイパー・ローカルジャーニーのアーカイブ
第6話:今話題のブダペストのサブカル「廃墟バー」に行ってみた
第5話:ウィーン名物は美しいクリスマスマーケットとカツレツ
第4話:500円も差がでるウィーンのランチ事情
第3話:ヨーロッパのモバイル事情と賢いSIMの買い方
第2話:極上のビールを求めてプラハの「黄金の虎」に挑む
第1話:チェコのビールは200円って本当?