Euro Osconで謎が解決
昨日、Euro Osconの会場にて前回のエントリの疑問がすべて解決しました。
疑問1:O'Reilly本の表紙はなぜ動物?--ランチでたまたま一緒になったTim O'Reilly氏本人によると、表紙をデザインする人に本の内容(コンピュータ言語)について話したとき、動物の名前のようだと言われたのがきっかけとか。O'Reilly氏自身馬を飼っている、とは社員の言葉。
O'Reilly氏は実に気さくな方です。ランチでたまたま一緒になったのも、人が少ないテーブルに行くと彼がいたからです。会場をうろうろしていますが、どうやらアムステルダム中(Euro Osconの開催地)もうろうろしているようで、参加者の一人は「中央駅で道を尋ねられて、びっくりした」といっていました。
ランチではO'Reilly氏のいうWeb 2.0の話を伺ったのですが、出版社は時代を読む目が必要。どうやって感覚を磨いているのかと聞くと、「自分自信で将来こうなるだろうと考えるようにしている。いろいろな人と話をして、それにマッチする(自分の説が正しかったと思える)話が聞けたら、それが次のトレンドと判断している」とのこと。業界を反映してか、「この10年で読者層はかなり広がった」と述べていました。
疑問2:なぜ最初のEuro Osconがアムステルダムなのか?--O'Reillyのスタッフによると、オープンソースコミュニティ、言語(英語を話す人が多い)、立地条件が理由だそうです。
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初日は人気が少なかったプレスルームですがこの日は、米国ニューオーリンズからというRusselさんに会いました。O'Reillyから出ている「MySQL in a Nutshell」の著者でもあります(日本語版あり)。なんと、ニューオーリンズの実家が浸水しており、これから半年間、イタリア・ミラノを中心に欧州で活動するとのこと。ハリケーンはやはりショックだったようですが、気持ちを切り替えているようでした。