アートのお祭り、六本木アートナイト
六本木がアートのお祭りでにぎわう夜、六本木アートナイト。この夜は周辺の美術館が深夜営業し、無料または格安で入場できることもあり、毎年楽しみだ。アートで盛り上がれるってうれしいね。
夕方前に乃木坂の国立新美術館に入り、チラシを入手。あらためてチラシをみながらひとり作戦会議。日暮れにはミッドタウンの桜を楽しんだ。桜をピンクでライトアップしていて、人工的な着色ってどうなの?と思いながら、これはこれで楽しめるかも。ぜひ日没直後から20分間程度、まだ空にブルーの明るさが残っていて真っ暗になる前、マジックアワーで撮影してみてください。4月14日まではサクラスパークルラウンジ開催していて、オサレなメニューが楽しめます。夜に楽しもうと思いきや、20時終了で逃しちゃった。残念。
再び国立新美術館に戻り、「アーティストファイル」と「カルフォルニア・デザイン」鑑賞。前者はすでに鑑賞したけど、この夜は無料だったからもう一度。混んでいるせいか入場制限もあり、好きな展示は空いているときに行った方がいいかもね。
ミッドタウンに戻るときにミラーボールが輝いているクリーニング店を発見。「クリーニング・ディスコ」という特別展示だったようだ。いろんな船もみかけた。「ブランシュ・ネージュ」を見るためにミッドタウンに戻ったものの、激混みで見られない。かろうじて2階から見下ろしたが、どうにも。盛況なのはいいのだが、もう少しキャパシティを増やしてくれるとうれしいな。こちらは大勢の白雪姫が繰り広げるパフォーマンス。童話の白雪姫って何度も命を狙われるほどかよわい存在なのだけど、こちらは頼もしそう。アトリウムのパフォーマンス終了後も彼女らはミッドタウン内を巡回していてすごく面白かった。
白雪姫以外にもいろんなパフォーマンスが神出鬼没したり、作品を現場で制作するアーティストがいるなどいろいろと飽きない。武蔵美のパフォーマンスエリアでは朗読?、ダンス?、ギター演奏と歌などをしていた(下の写真は奏者よりガードマンのほうにタイミングを合わせるのに気合を入れてしまった)。
サントリー美術館の歌舞伎展に行くために移動する途中、クマのぬいぐるみがクマの風船をドヤ顔で作っているのを見た。あまりのかわいさに周囲から歓声がとびまくり。
日付が変わるころにヒルズに移動。深夜だというのにすごい人混み。メトロハットの近くでは「Liminal Air Space-Time/Wave」をやっていた。薄い布と風が波のように絶え間なく変化する。キラキラしてきれい。
ヒルズ内では船を作るワークショップや、漁に使う網をみんなで作る「そらあみ」などもあった。網がキルトみたいにきれいにできあがっていた。みんなで教え合って作る姿もいいなと思った。あと子どもたちのちょっと外れた音程の歌「どうぶつたちの一週間」がとても耳に残った。動物園にいる動物の歌など、なかなかシュールな感じだった。
スタバで一休みしたあとは、26時からヒルズアリーナで近藤良平さんの「六本木演舞場」があるというので行ってみた。ここも26時だというのに満員。近藤さんのパフォーマンスかと思いきや、近藤さんの振り付け指導でみんなが踊るというもの。筆者は長らく青山ダンシングスクエアでコンテンポラリーダンスを習っているが、図らずもここで近藤クラス初体験したかのような(笑)。
次に森美術館へ。会田誠展とシティービューへ。お目当てはシティービューで夜明けの東京を見ること。みんな夜明けを待っていたけど、夜が明けたら昼間撮るのと一緒じゃない。こちらも日の出前のマジックアワーを狙わないと。じわじわと明るくなっていく短い時間。ペールブルーがかかった不思議なビルたち。本当に刻一刻明るさと色が変化していくのが分かる。夜明けに展望台なんて普段やってないもの。徹夜しようと覚悟を決めたのも、これを見るためでもあったりして。こちら(↓)、ただいま調整中。
夜明けとともにコアタイム終了。メトロハットの大画面ではWindows XP Embeddedが再起動する画面を見てしまった。夜明けの地下鉄に乗って帰宅した。面白かった。