オルタナティブ・ブログ > C'est la vie >

デジタルとアナログの間を行ったり来たり

NOVAの頂点についての都市伝説

»

 最近NOVAがらみでニュースをよく見るので、かつてNOVAに通っていた時をふと思いだした。

 単なるトリビアである。NOVAの生徒なら周知のことだが、NOVAではレベル1~6、7A、7B、7Cと9段階のレベルに分かれてレッスンを行う。最初の面接でレベルが決まり、以後のレベルアップには推薦状が要る。

 講師が「次のレベルのレッスンが適当」と判断すると、その講師が推薦状にサインする。この段階では生徒は推薦状にサインされたことは分からず、カルテにこっそり推薦状が挟まっているだけだ(たまに見えたりするけど)。次に1人目の講師の判断に同意できる2人目の講師が推薦状にサインして、初めてレベルアップのためのペーパー試験を受験する権利を得る。そのペーパー試験で合格すれば、晴れて次のレベルに昇格するというわけだ。ちなみに推薦状に2人目としてサインするのはベテランの講師になることが多いようだ。

 最高峰となるのがレベル1であるが、「レベル1に到達した生徒は2人しかいない」と聞いたことがある。もっとも数年前の伝聞なので定かではないが。ただしレベル1というのはネイティブ並かそれ以上の完ぺきな英語力と定義されているらしい。ある講師は「その定義に当てはまる人なんて本来はいないはずだ」と言っていた。英語といっても地域で差があるし、完ぺきな語学力というのはないということらしい。それに完ぺきなレベルに到達してしまえば学校に通う意義がなくなってしまうのかもしれない。

 では最高峰の語学力と認定された人はどういう人か。東京と大阪に1人ずついるらしい。東京の人は、外交官などを経験し、英会話学校に通う必要がないほどの英語力がある人だそうだ。その英語力たるや、ネイティブ講師の英語の誤用をばりばり指摘できるほどだそうで。仕事はもう引退していて、英語で話す場を求めてネイティブの講師らと話すのが楽しみで通っており、常に購入できる上限のチケットを購入するお得意さんでもあったとか。

 とはいえ、レベル1については全てレッスン合間の伝聞で得た話なので、真実かどうかは保障できない。都市伝説くらいに思っていただければと思う。

 ただ以前NOVAにお世話になっていた身としては、いろいろな海外文化を教えてくれた講師の境遇が気にかかる(過去に投稿したTrinityの話はレッスン中の雑談だった)。ワーキングホリデーなどで短期滞在の講師もいるが、日本が気に入って半ば永住しているような講師もいた。先日新聞を見たら、お世話になった先生の顔があった。チケットが残っている生徒さんもお気の毒だ。被害があまり大きくならないことを願わずにはいられない。

 おまけ。昨日、アイティメディアの近所で撮影した。パンプキンな丸の内の風景である。

P1000003a P1000004a

Comment(0)