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デジタルとアナログの間を行ったり来たり

かくれんぼ、観に来てね

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 定着したらうれしい文化。堀内さん、よくぞ聞いてくださいました。私ならスポーツ観戦やコンサートに行くような感覚でダンスの舞台も観に行くような文化です。みんな野球とかサッカーとか、楽しみに行くではないですか。または好きな歌手のコンサート。そんなノリでたまにはダンスもどうでしょう(このエントリは「発想七日!」(ハッ、そうなのか!)の「【黄金の金曜日】文化」にトラックバックしています)。

 そうはいってもダンス公演はスポーツやコンサートほど広く告知されていない。「何を観たらいいのやら」という人に、こちらからおすすめをひとつ(ニヤリ)。

ダンスカンパニー カレイドスコープ 公演
「Cache-Cache」

2006年1月8日(日)17:00開演
     9日(祝)14:00/17:00開演
     10日(火)19:30開演

会場:スパイラルホール(スパイラル3F)
出演:田保知里 加賀谷香 中村真知子 大竹千春
   佐々木紀子 藤本愛子 喜多真由子 高杉あかね 松田空 寺西理恵
   長谷川秀介 松田辰彦 山本芳樹 西澤光時 二見一幸

 今ならカンパニーのサイトトップページにチラシの写真が飾ってある。タイトル「Cache-Cache」(カシュ・カシュ)はフランス語で「かくれんぼ」の意味。英語なら「hide and seek」だ。隠れた、見えた、捕まえた、と思ったら、逃げられた。なんて子どもの遊びのようだが、舞台からは微妙な人間関係のアヤも重ねて見えてしまうのではないだろうか。

 8月のカンパニー公演ではダンサーの世代別に3つの新作を発表したが、次回は1作品。前回はカレイドスコープ(万華鏡)のビーズを3つに分けて違う趣向を凝らしたが、今回はひとつに集めて新たな模様が観られそうだ。カレイドスコープの作品というと前回の「Figure Edit」はじめ「SARABANDE」や「Chain Effect」のように鍛え抜かれたダンサーの躍動感あふれるダンスに絶妙な演出が施されるものと、前回の「Moon Light」はじめ「MOMENT, ONCE, CERTAIN」や文化庁芸術祭優秀賞を授賞した「闇から闇に伝えられていく」のように熟練ダンサーが詩的な空間を作り出すものがある。今回はこうした「バクバク」と「しっとり」を組み合わせたものになるのではないかと(1人の観衆なのに)勝手に想像している。

 まだ本番は年明けで先になるが、乞うご期待である。チラシが欲しい人は私またはカンパニーまで。

 余談。先日レッスンで先生にタイトルについてふと聞いてみた。
「タイトル、スペルが見慣れないから独特な読み方もあるのでは?」
「あるよー。かちゃかちゃとか、ちゃかちゃかとかね(笑)」

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