iPadが変える営業マンのワークスタイル - 「iPad on Business」
「iPad on Business」 をオルタナブロガーの大木さんから献本いただいた。
サブタイトルに「あなたのワークスタイルを変える実戦活用ガイド」とあるように
この本は、iPadを活用することによって新しい働き方を創出できるのではないか、
ということが書かれた本である。
巻末の部分にとても共感したので抜粋。
「不景気になり社員が減り、一人あたりの仕事が増えたと嘆いていても、そこからは何も生まれない。こういったツールを活用することで、ビジネスのあり方が変わっていくし、時間の活用方法も変わっていく。そして、iPadを会社から貸与された社員が、スタイリッシュなツールを使いこなすことに誇りを感じ、モチベーション高く仕事に取り組んでくれるのではないかと期待している」
スタイリッシュなツール!
自分の仕事に誇りを感じられるような仕事道具としてiPadが普及していくというのは
とても素敵な話である。こういう夢を描かせる製品というのは、モノがあふれている
いま、中々無いのではないだろうか。
■営業活動へのiPad導入事例
とはいえ、イメージだけで企業が導入するわけはない。「導入コストに見合うツール
かどうか」「どのように活用するか」ということは検討を重ねる必要があるだろう。
既に導入を始めた企業は幾つかあるが、「営業活動へのiPad導入」に絞って、時系列
に事例をピックアップしてみた。
・5月
メルセデス・ベンツ、米販売店システムにiPad導入 - マイコミジャーナル
iPad、銀行で活用へ――みずほ銀行が試行導入 - ITmedia
・6月
大塚製薬 医療用医薬品の情報提供ツールとして多機能情報端末「iPad™」を7月より1,300台導入 - 大塚製薬ニュースリリース
ガリバー、iPadを営業活動に試験導入(動画あり) - レスポンス自動車ニュース
・7月
パチンコ機器メーカーのフィールズ、iPad 350台を導入――営業に活用 - ITmedia
・8月
コクヨ、iPad 1500台導入 「次世代オフィス」サービス開発に活用
AIGエジソン生命がiPadを営業ツールに
なお、「iPad on Business」では上記の導入事例についても詳しく紹介されている。
■ただツールを導入するだけでは不完全
これからもiPadを導入する企業は増えていくだろうが、その際、どうやって使うか
ということをイメージすることが重要になる。(どんなツールでもそうだが)
下記は、iPadではなくiPhoneの企業活用例。かなり徹底された使い方だが、いくつか
参考になるポイントがあるかもしれない。
町の文房具屋から、年商30億円企業へ――山崎文栄堂を変えた“徹底ルール”
また、ループスの斉藤さんも、個人として、また会社としての活用に取り組まれている。
iPadを営業プレゼンテーションに使おう ~ 新たな社内情報共有の武器として
iPadの新しいユーザー体験が創りだす,3つの革新的なビジネス特性
ついでに4月に書いた自分の週報も紹介。
iPadとtwitterとクラウドで加速する?「ノマド型社員」
※そのほか参考資料
iPadのビジネス活用の現状とタブレットPCの将来動向を調査(シード・プランニング)