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プレゼンターの顔が見える照明術

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最近、プレゼンテーションのご相談に乗ることが多い開米です。

今回も、簡単なんですがあまり知られていないちょっとした小技をご紹介しましょう。

題して、「プレゼンターの顔が見える照明術」です。といっても照明を使わない照明術ですが。

きっかけは、先日、私が一参加者として出席したあるイベントでのこと。
主催者がプロジェクターのスイッチを入れて、会場前方の照明を落としました。
そして最初の発表の表紙スライドの投影が始まったところで、開会。
プレゼンターが立ち上がってあいさつをする・・・と、こんな状態になりました。

2015-0623-1.jpg

顔が見えませんね(^_^;; まばゆく輝く画面のほうが目立ってしまって、プレゼンターがどんな表情をしているのかは、よくわかりません。

これ、非常に良く起こりがちなんです。
もちろん、プロジェクターの画面が必要な時はこうなるのもしかたがないでしょう。

しかし、このときの最初の数分間、プレゼンター氏はそのとき投影しているスライドとは関係の無い話をしていました。
こういう場合は、画面は消しておくべきです。消しておけば、こうなります。

2015-0623-2.jpg

「プレゼンターの顔がはっきり見える」というのは、説得力を上げるために非常に重要なことなんです。

画面を使わないなら照明を落とさずに済むため、プレゼンターの顔が明るくハッキリ見えます。
また、画面がないので気が散りません。他に見るところもないので聴衆の視線はプレゼンターに集中します。

ですので、画面が必要ない間はプロジェクターは落としておきましょう。

具体的な方法はいくつかあります。

 プロジェクターのシャッターを閉じる(あれば)
 プロジェクターのミュート機能を使う
 PowerPoint であれば、B キーを押して暗転させておく

こんな方法で画面を暗くしておけば、プレゼンターの顔が見えるようになります。


でも、画面がいらない場合はこれでいいのですが、必要な場合はどうでしょう?
投影しているスライドに関する話をしているから、画面を消すわけにはいかない。
けれどプレゼンターの顔もしっかり見えるようにしたい、という場合です。
広報用に写真を撮りたい場合など、こういうケースがありますが、プロジェクター画面とプレゼンターとで明るさがまったく違うので、両方がしっかり写るようにするのは難しいものです。こんな時に使える手のひとつが、画面の地の色をダーク系にすることです。

2015-0623-3.jpg

地色をダーク系にすると、画面を消したときほどではないにしても全体的な明るさが落ちるため、画面とプレゼンターの明度の差が少なくなり、両方がハッキリ写るようになるわけです。


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→ プレゼンテーション練習会(6/24)  「プレゼン用スライド図解特集

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