たかが小技ではありますが、知っておいて損はないのです(プレゼン)
ドキュメント・コンサルタントの開米です。複雑な情報をわかりやすく書くご相談を承っています。
さて、この2週間の間に3回、プレゼンテーションの練習会に参加しました。うち2回は自分が主催したものです。
そこで感じたことのひとつに、「意外にプレゼンの小技が知られてないんだな」ということがあります。
これについての感想をいくつか紹介しておきましょう
↓「小技を使うことを意識したことはなかったのですが、プレゼンに限らず、会話を演出する点でも有用だと思いました。同じフレーズを話すのでも印象が全く違うことは驚きでした」
↓「プレゼンの小技」は、どこでも教わったことがなかったので、技法をいろいろ知る良い機会になりました。
ここで私が「小技」と言っているのは、たとえばこのへんがその一例です。
↓
「小技」という名前で呼んでいることから察しがつくと思いますが、ちょっとしたテクニックでしかありません。
とはいえ、同じ内容を話すのであれば、小技を知っているのといないのとでは全然印象が違ってきます。上にも引用した「手差しキープ&振り返りトーク」などが、「基本的なのに出来てない人が多い小技」の一例で、これを2回目の練習会で紹介して練習してもらったところ、「たった1分の練習で見違えるように印象が良くなった」ことに驚かれました。
もちろん、あくまでも「小技」でしかないので、それだけが上手くなってもプレゼンテーションは成功しません。
ちなみに、プレゼンの成否を左右するポイントの考え方のひとつに下記のような「目標設定・シナリオ作成・実演」という区分があります。小技というのはここでいう「実演」段階で使うもので、その前の「目標」と「シナリオ」がダメなら小技がいくら良くてもダメです。
そういう限界はありますが、目標とシナリオが良いなら、あとは小技の善し悪しが成否を大きく左右します。
また、「目標」や「シナリオ」はテーマや対象者が違えばその都度新しく作り直さなければなりませんが、実演段階の「小技」は何をプレゼンするにしても共通に使えるものが多いので、一度身につけておくと一生役に立つ、という意味でも知っておきたいところです。
そんなわけで、こうした小技の観点を含むフィードバックを受けられるプレゼンテーション練習会を開催しています。次回は6月13日(土曜日)に予定していますので、興味のある方は案内をご覧ください。