【プレゼンの基本動作】 手差しキープ&振り返りトーク
ドキュメント・コンサルタントの開米ですが、今日はプレゼンのお話。
プレゼンテーションの基本動作の1つが「手差しキープ&振り返りトーク」です。
これは要するに「お客さんのほうを向いて喋る」ための動きをまとめたもの。
特にプロジェクターを使ってスライド投影をしながら話すときには、慣れていないとどうしても
【NG】スクリーンを見て喋ってしまう
ということをやりがちです。
そこで、「【OK】手差しキープ&振り返りトーク」という動作が出来るように練習しておきます。
要するに
- 次に話すべきポイントがスクリーン上で書かれている場所を見つける
- 指をそろえて手のひらを客側に向けるようにして指し示す
- 客側を振り返って話す
の3点セット。
これを一続きの動作としてやれるように練習し、習慣化してしまうと自然に体が動くようになります。簡単な動作ですので、1人で5分ぐらいやってみれば基本的な感覚がつかめます。
難しいものではないのですが、NGパターンのほうをやってしまう人が多いのは、こういう簡単な動作であっても、練習が必要なことを意味しているのでしょう。
【Q&A】
Q:「キープ」というのは何を意味していますか?
A:「手差し」したら3秒ぐらい下ろさずにそのままキープします。そうすることで、
- 動きが落ち着いて、自信をもっているように見えます
- 「手差し」の瞬間、目を離していたお客さまも、どこを話しているかわかります
- 写真撮影が入る場合、良いシャッターチャンスになります
3秒キープしたらその後は他の動きをして大丈夫です。
Q:スクリーンの右側を「手差し」しようとすると、プロジェクターの光の中に体が入ってしまいますが・・・
A:そういう場合は、指示棒を使う、レーザーポインタを使う、などの策を講じましょう。ただしレーザーポインタを手持ちで使うとどうしても光がチラチラ動いて安定しないので、できれば指示棒を使う方が望ましいです。他には、スライドへの書き込み機能を使う方法もあります。
Q:「指差し」ではなく「手差し」?
A:指をそろえて手のひらを相手に向けるのは「敵意がない」サインであり、接客業などでお客様を案内する場合も基本です。(ただし、ギリシャではNGゼスチャーだそうですが・・・)
Q:体を正面に向けることには何か意味がありますか?
A:そのほうが左右にアイコンタクトしやすく、お客様とのコミュニケーションが楽になります。また、自信をもって逃げずに客に対峙している印象を与えます。
Q:「手差し」に使う手は右手?左手?
A:体を正面に向ける必要があるので、客から見てスクリーン左側に立っているときは左手で、右側に立っている時は右手を使います。指示棒を使う場合も同じです。
こういった練習を含む次回のプレゼンテーション練習会は5/30に開催します。興味のある方は下記リンクをご参照ください。