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iVOCALOIDで通勤作曲ができる組み合わせを探る

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 iVOCALOID-VY1(App Storeへのリンク)がiPhoneにも対応するユニバーサルバイナリになり、さらには男声VOCALOIDのVY2版「iVOCALOID-VY2」(App Storeへのリンク)まで登場したことにより、これまでiPadに押され気味だったiPhoneのDTM環境が再び脚光を浴びています。まあ、ぼくの近辺だけかもしれませんが。

 で、iVOCALOID-VY1/VY2 2.0の大きな特徴の1つが、SonomaのAudioCopy/AudioPaste対応。これを縦横無尽に使うことで、ボーカル、バッキング入りの曲をiPhoneだけで作ることが可能になる訳ですね。

 以前は、簡単にバッキングをするためのアプリケーションとして、エレキギターアプリのiShred(App Storeへのリンク)と、4トラックレコーダーのFourTrack(App Storeへのリンク)を紹介したのですが、今度は、コードを指定するだけで適切な演奏をしてくれる、超安易なアプリを探してみます。

 候補は、Sonomaの対応アプリページから。

 Twitterできいたところ、iReal bというアプリを勧められました(App Storeへのリンク)。これはジャズミュージシャン用の譜面集であるReal Bookがベースだったはず……と不思議に思って調べてみると、演奏までしてくれるようになっているうえ、自分でコード進行や演奏パターンを指定することができる。相当にパワフルなものに進化していました。

【アプリ】神過ぎ『i REAL BOOK』が『i REAL b』に!有名楽曲のコード譜、数は莫大

 ただ、ぼくはジャズもラテンもやらないので、ポップスとロックだけでいいな、というのと、サウンドがちょっと好みではないので、別のアプリを探すことに。

 さきほどのSonomaのページにあった、Chordbotというアプリを見つけました(App Storeへのリンク)。

 これが、コードを1つ1つ設定していくやり方で、デフォルトで4/4。3/4とかを細かく設定できるため、変拍子や小節中の細かいコードチェンジも可能。/によるベース音指定もできるので、コードに関してはひととおりのことができそうです。演奏のしっとり感やパターンもぼく好み。

 サンプルにあったコード進行「Cloudgig」を使って、1曲作ってみました。

 後で気づいたんですが、このCloudgigって、Pink FloydのGreat Gig in the Sky。虚空のスキャットなんですね……。どうりで(笑)

 曲の出来はアレですけど、こんなのをiPhoneだけで、片手でできるってすばらしいと思いませんか? 歌詞も、メロディーも片手だけでいろいろ模索できるし、伴奏が気に入らなかったらホームボタンをダブルクリックしてChordbotに戻ってコピペし直せばいいし。なお、Chordbotは無料版もありますがAudioCopy/Pasteはできないのでご注意を。

 次はこの機能をiVOCALOIDに内蔵してくるといいなあ。

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