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スティーブ・ジョブズはGarageBandでも歌えるか

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 昨日の投稿で紹介した動画に刺激されて、自分でもトライしてみました。App Storeを発表した2008年3月6日のイベントでスティーブ・ジョブズがApp Store構想を明らかにしたときのスピーチをGarageBandでラップ風に加工できるかどうか。「Auto-Tune: Steve Jobs, Original iPhone - Macworld Keynote」ではLogic ProとAuto-Tune(10万円コース)でやったようですが、Mac App Storeで1200円で売られているGarageBandではどうなのよ、と。

 Auto-Tuneなどのプラグインは使わず、GarageBand '11の基本機能のみ。付属のループでドラムトラックを入れ、それをキーにしてグルーブマッチングでボーカルトラックを自動で合わせたのです。ボーカルにはジョブズのスピーチをそのまま使用。

 グルーブマッチングは、キーとなるテンポに合わせて、ほかのトラックのタイミングを合わせてくれるすぐれもの。いまいち萌えない、いやリズムキープの厳しいバンド演奏や自宅録音でも、まさにグルーブがあった演奏にしてくれます。

 これをボーカルに適用すると、ラップっぽくなるわけです。

 ボーカルトラック(スピーチ)は、「テンポとピッチに従う」をオンにして、自動チューニングを最大値に設定。「キーに限定」もチェックしておきます。これでケロってかつキーに合わせた音しか出ない、Auto-Tune風のボーカルになります。

Garagebandjobs

 あとはちょこちょこっとループを入れて。出来はともかく、意外にあっさりとできてしまいました。スピーチに自身のある人は、後でそれをこんなふうに音楽にするのもいいかもしれませんね。というか、GarageBandってつくづく便利だなあ。

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