ジョーダン・ルーデスのiPadアプリ「MorphWiz」に「あの楽器」は勝てる?
ドリーム・シアターのキーボードプレーヤーであるジョーダン・ルーデスはiPhone、iPadなどガジェット系楽器に造詣が深く、そのうちいくつかについては自身のYouTubeサイトで紹介しています。その1つは前回紹介したメロトロンアプリのMellotronic M3000であり、以前紹介したBebotもそう。さらに、「JR Hexatone Pro」のように自身が開発に参加した楽器アプリもあります。
・メロトロンをiPadで再現するアプリ2つ、買って試してみた
・ジョーダン・ルーデスがプロデュースした、とんでもリズムマシン「JR Hexatone Pro」が本日発売!
そして、きょう公開されたアプリ「MorphWiz」も、ジョーダン・ルーデスが開発に関わったアプリ。iPad用です。価格は1200円(App Storeへのリンク)。彼自身がプレイした動画があるのでまずはどうぞ:
リード楽器としての細かいコントロールができ、マルチタッチによるポリフォニックサウンドが出せる。さらに、スケール対応により、ミストーンがない。そして、タッチしたときにおもしろい画像エフェクトが出る……。あれ? こういうのは既にあったような……。
これですね。
2番目のはぼくが演奏したつたないブルースですがw
そう、「あの楽器」 for iPadこと、ouiLeadです。
ouiLeadは2段鍵盤があって、スケール外の音も使えることがMorphWizに優っています。しかも無料。エフェクトはあの楽器そのものです。
一方、MorphWizにはリバーブなどのエフェクトがあること、音色の変化をグリッド(X-Yパッド)と加速度センサーに割り当てられること、レコーディング機能などがあります。
キース・エマーソンは「MorphWizはルーデスのクルーにとっては神様の贈り物だ」と、わけのわからない賛辞を贈っています。
ルーデスがMorphWizを出す前にこのアプリを知ってたらどうしたでしょうね。というか、ouiLeadを演奏してほしいな、と思います。