改造monotronからはやぶさコスプレまで――MTM05超楽しかった
東京工業大学大岡山キャンパスで土日と行われていたMTM05(Make: Tokyo Meeting 05)のミニレポートです。2日目の今日はあいにくの雨でしたが、会場はなかなかの混雑を見せていました。ぼくはカミサンとともに参加。
いろいろな方と再会できたのが楽しかったのですが、なかには初対面の人も。VOCALOID聴き専ラジオの超有名パーソナリティであるNezMozzさんと会えたのが非常にうれしかったです。
ではイベントレポート。ランダムに行きます。
会場で最も目立っていたのはこのかたでしょう。現在、地球までまっしぐらに期間中のはやぶささんです。肩にかけているのはイトカワです。
こちらはその背面。イオンエンジンなので、キセノンガスを出しているのだそうです。
液晶パネルの上にゼラチンを載せて、その上をぐりぐりやると画像も動くというギミック。カメラからの画像処理も使っているそうです。ただし、このミクのパネルはうまく動かず、触れるのはゆっくりが使われているものだけでした。
ミクといえばあの楽器。これはワイヤレスVGAを使ったもの。別のスペースには春日モデルもありました。
全体としてはiPad、iPhoneがらみが多かったですね。まずはクラフトワイフさん。iPhoneをOSCコントローラとして使って、服(クラフトワークっぽいやつ)のLEDを点滅させたり、iPadを前面に装着してデジタルサイネージがわりにしたりと、創意工夫にあふれる出し物。
これは、RudesignによるiPad用スタンド。ストラップをつけることでお弁当売りみたいに胸の前で操作できる。すごくいいデザイン。これはほしい! 3000〜4000円くらいかなあ、という話でした。
iPhoneとAR関連の展示もありました。このところ毎回ブースを出しているデイリーポータルZ。「おれがAR」のために作られた巨大iPhone(の枠)と巨大マーカーの上に載っている林雄司さんの姿。
野尻抱介さんとバッタリ会って見たのが、コルグmonotronの開発者である高橋さんのユニット「車輪の再発明」。実は本日最大の目的はこれを見ることでした(後で、NezMozzさん、四本さんが見ていたことも判明)。今回は、高橋さんのオリジナル8ステップシーケンサーとmonotron数台をつなぎ、monotronでフィルターをかけたり、謎の音を出したり、サンプル&ホールドっぽいランダムサウンドを出したりしつつ、もう1人の斉田さんが刻むリズムの展開もおもしろく、20分を超える曲であるにもかかわらず楽しめました。そうそう。高橋さんはこの操作をドライバーでやってるんですよ。工学系っぽくてステキ。
高橋さんのインタビューは、四本さんによる記事をどうぞ。さらに後編もあるらしい(多分改造monotronあたりの話?)
・時代は新しいアナログへ 電子楽器「monotron」が生まれた理由
そういえばmonotronの改造ネタがMTM05の各所にありました。写真はないけど、シン石丸さんとDenkitribeさんのユニットであるCrying Gadgetがブースを出していて、シン石丸さんがAndroidをmonotronとつなげて、Android側でTENORI-ONみたいなことをしているシーケンサーMonotroidがたのしかった。monotronでフィルター変えたりして。Denkitribeさんの、Wiiのヌンチャクを使ったmonotronコントローラMonoChuckは、新時代のテルミンっぽくて操作感がとても自然でした。
うん、やっぱりこういうガジェット系電子楽器はいいですね。今度、iPhone/iPad楽器のイベントをやることが決まったみたいなので、公開できるようになったら告知します。ぼくも出演予定!