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ソニーは初音ミクでよみがえるのか? Project DIVAとHomeとあの楽器

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 PSPを買ったのは、最初のモデルが出てすぐだった記憶があります。だから4年半前。Wi-Fiがあり、画面は広いし、ブラウザもついているということで、iPodのライバルと目されたこともありました。

 一時期はiTunesのライブラリを同期したり、MP4形式に録画したテレビ番組を見たりしていたのですが、いつのまに使わなくなってしまいました。たいていのことがiPod nanoでできることになったし、特に魅力的なタイトルもなかったので、UMDのゲームやビデオを買うこともありませんでした。UMDスロット、本当に使ってなかった。

 Project DIVAが出るまでは。

 発売の前日にビックカメラで駆け込み予約をして、プチねんどろいど初音ミクのおまけがついたバージョンを確保。翌日に無事ゲット。そのあたりの経緯は7月2日のエントリーに書いたとおり。

Project DIVAに至るための長いみちのり

 それからは、PSPは初音ミク専用機と化しています。会社に行っている間に、息子#3にコンプリートに近いところまでプレイされて「あと3曲だと」とニヤニヤされたのですが、ふてくされることもなく、黙々とプレイ。

 しょぽぱなの「ワールドイズマイン」から何曲か続く、ryoのメロディーラインは実に初心者泣かせですね。アルバムは当然持っていますが、それほど聞き込んでいないため、反射神経だけでプレイせざるを得ず、それが得点が上がらない原因に(言い訳)。

 しかし、なんとか聞き込んでクリアすると、あとは芋づる式に次の曲次の曲と、プレイできる曲が増えてきて、けっきょく39曲をクリアしたという状態。音ゲーのクリア(一応ね)は、パラッパラッパー以来のこと。ただし、レベルがまだ低いため、モジュールやアイテムはまだまだ。

 モジュールは、初音ミクをほかのキャラに入れ替える機能で、鏡音リン・レンや巡音ルカだけでなく、派生キャラである弱音ハクや亞北ネルも出せるようです(弱音ハクとスペチャン39はゲット済み)。

 セガはこのために、結果的に39種類ものPVを作ったわけですよね。これがなかなか出来がよくって、ボタンを連打するのも忘れて見入ったり。グレートなプレイだと、PVが見放題になるので、モーティベーションが上がります。

 そして、このゲームオリジナルで提供されている曲にいいものがあって、もうこれだけで満足かもしれない。畑亜貴&神前暁コンビによる楽曲が4曲。中でもお気に入りはデッドポールPによる歌唱指導が入った「Dear cocoa girls」という曲で、「タイムマシンにおねがい」を思わせるポップロック。はじけるサマー的なPVやカメラアングルもあり、人気となっているようです。
 さて、その一方でPS3の仮想世界であるHomeで初音ミクがライブをやっているらしいじゃないですか。まだ1曲しかやってないみたいですが、デュランデュランがやるよりはよほど現実的、いや仮想的ではないかと思うわけです。これで、PSPと同様に、しばらく使ってなかったPS3も復活するかな。

 ただ、見るだけでは参加していることを感じられないので、仮想世界と現実世界をつなぐインタフェースとなるガジェットが必要だと思うのです。Project DIVAの場合は○×キー。これをたたくことで、メロディーラインやフレーズをなぞる。これにより曲に参加しているという気持ちを盛り上げることができる。

 Wiiコントローラをペンライト代わりに使うというアイデアはあるので、同じようなことをコントローラでやるのはできるでしょう。

 でも、それよりは、楽器を持たせたいですよね。レスポールやレフティのジャズベもいいんですが、初音ミクならば「あの楽器」。自分であの楽器を弾けば、それに応じてPS3内のミクがフレーズを弾いてくれる。もちろんそこからは例のエフェクトと音が出る。

 Project DIVAに「Innocence」が入っていないのは、いずれPS3版を出して、その目玉を「Innocence」PVと、「あの楽器」コントロールにするためという予想を立てているのですが、いかがでしょうか?

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