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産総研の野望:かれらはリアルボーカロイドを作ろうとしているのではないか

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 超リアルな女性ロボット「HRP-4C」が登場しました。身長158センチ・体重43キロ(バッテリー含む)。リアルな顔の造形。ちょっとロリ顔。一時、わたしのTwitterタイムラインはこの話題でもちきりでした。

身長158センチ・超リアルな日本人女性型ロボット、ファッションショーに出演へ

 このロボットを開発したのは産業技術総合研究所、産総研。そして、といえば、ぼかりす。初音ミクなどの歌声を、よりリアルなものにする技術を作っているところです。

 そこから出た、リアルなロボットですよ。

 なにより注目したいのはそのスペック。身長は初音ミクと同じ。体重は1キロしか違いません(ミクより1キロ重い)。これは目標として初音ミクを想定したとしか考えられません。

 当然、中ではネギを振らせたり、ミクコスプレさせたりとかしたはずです。産総研の領収書を注意してみれば、ヤフオクで購入したミクのコスプレとかが含まれているはずです。

 この「HRP-4C」、産総研はリアルなボーカロイドを作ろうとしているのではないでしょうか。やばいです。これは非常にやばいです。みんなが仮想世界に行こうとしているときに、リアルなミク的なものを作ろうとしている集団があるなんて。

 内部的に「HRP-4C」がどう呼ばれているのかが気になります。「ヨッシー」とか呼ばれているのかなあ。

 次はこれを踊れるようにすること。そのために、産総研は、ダンスをうまく踊れるようにするためのソフト技術を開発するはずです。先生が踊ってみせたものを上手にまねするような技術。MikuMikuDanceのモーションも当然、取り込み可能になるでしょう。

 ぼかりすも、自分が聴いた歌声を上手に歌い直す技術とかになって、それをアイドル的振り付けでパフォーマンスしてくれることでしょう。

追記:まじめたロボット議論については、シロクマ日報で小林さんがきっちりまとめられているのでそちらをどうぞ。攻殻は改めて見直さなきゃ&読み直さなきゃと思いました。

居住空間にとけ込むロボットたち

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