【PaklSound1】「TENORI-ONっぽいなにか」が豪華になっていた【Deluxe】
「TENORI-ON」のパクリじゃなかった、インスパイヤされた「PaklSound1」に、600円のプライスタグがついた豪華版が出ました。「PaklSound1 Deluxe」(App Storeへのリンク)です。
「PaklSound1 Deluxe」は、TENORI-ONとは別の実用性を持ったガッキガジェットに進化しようとしているように思えます。有償とはいえ、この進化はとても納得できる内容です。
レイヤーは、現在のPaklSound1と変わらず、メロディー、ベース、ドラムの3種類。ただ、操作面で大きく進化しています。
どれも大きな進化なので1つずつ説明します。
まず、半音の入力が可能になったこと。この入力方法が面白くって、普通にタップしただけではそこが青くなる(ベースだとグリーンに)だけですが、下方向にすべらせるようにタップすると、フラットのマーク「♭」が出ます。逆に上方向にすべらせるようにタップすると、シャープの「♯」が。そこだけ半音下げたり上げたりできるのです。
まるで、iPhoneの日本語入力モードみたいですね。これで、いろいろなスケールの曲を作ることができます。
次に、リアルタイムプレイが可能になったこと。
TENORI-ONもそうですが、PaklSound1は基本的に複数レイヤーを持ったシーケンサーです。普通の楽器というよりは、808や909のようなドラムシーケンサーに近いものです。だから、設定した音が再生されるには、次のシーケンスが回ってくるのを待つ必要があったわけです。
ところが、今回は普通のシーケンスモードに加えて、指のアイコンをクリックするとリアルタイムモードに代わり、タップしたサウンドがその場で鳴ります。
シーケンスを流しておいて、リアルタイムでメロディーやコードを鳴らす、ってのが可能になったのです。
さらに、「ポーズ」が可能になったので、ブレイクを入れて、小節のアタマに戻してプレイ再開というのもできるようになりました。
AパターンとBパターンのオルタネートモードというのが作られ、事実上、小節の長さを2倍にできるようになったのも、パターンの幅を増やすことができてうれしいですね。
最後に、曲の保存が可能になったのですが、そのやり方が面白い。メールボタンがついていて、自分宛てにメールすると、URLが書かれていて、それをクリックすると、保存した楽曲がPaklSound1 Delluxeに読み込まれて再生できるという仕組み。なかなか考えていますね。
今回のDeluxe版、ズバリおすすめです。
関連リンク:
・TENORI-ONっぽいなにかがiPhoneにやってきた
追記:9月14日19時から新宿で開催される、ガッキガジェットのイベント「オトダスト」を紹介したトークが披露されています。スタッフ側のモトダさん、アサカワズさん、ジェット☆ダイスケさんがわたしのことも紹介してくれます(こそばゆい)ので、よろしかったらぜひ。
オルタナブロガー【音ガ同】佐々木さん、妹尾さんもいらっしゃるみたいなんでとても楽しみです。