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「iPhoneでWikipedia」の最新事情

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 以前、「英辞郎をiPhoneで使ってみる」というエントリーでWikipanionを紹介したときには、2本あるiPhone用Wikipedia閲覧アプリは日本語版に非対応でしたが、その後、状況が変わったので改めて書いておきます(コメントでお知らせいただいたmtokyoさん、ありがとうございます)。

英辞郎をiPhoneで使ってみる

●Wikipanion(App Storeへのリンク

 Robert Chin氏開発による無料アプリ。現在バージョン1.1。インストールすると、ホームにある「設定」画面に、アプリケーション設定項目が追加される。ここで言語を日本語に指定すると、日本語の項目を検索できる(中国語、ロシア語などにも対応)。

 ただし、英語などほかの言語とは排他的なので、両方を使おうとする場合にはいちいちホームに戻って再「設定」する必要がある。

 インクリメンタルサーチが可能で。1文字入力ごとに検索対象が絞り込まれる。

 目次、リンクのためのメニューが、画面下部に用意されている。

 フォントサイズの変更も「設定」画面で可能。


●iWik: Wikipedia for the iPhone(App Storeへのリンク

 Hampton Catlin氏開発による有償アプリ。価格は115円。Wikipanionと違って、「Random」ボタンがあり、これを押すと、ランダムに選び出した項目が表示される。

 フォントサイズの変更はアプリケーション内で可能。サンセリフ書体。

 現在は英語版のみ対応。ただし、英語版記事の中にある日本語文字列は検索・表示してくれる。インクリメンタルサーチはない。

 現在のバージョンは1.2で、1.3をAppleの認証待ち。ローカル言語サポートが行なわれる予定なので、日本版対応は次バージョンでということになりそう。

 本文内の項目は表示・非表示のためのボタンが設置されており、それで項目ごとの全文表示をトグルできる。長い説明文の場合には便利。

●両方インストール

 Wikipanionが日本語と英語が排他なので、両方を使いたい場合には、Wikipanionを日本語に、iWikを英語に、といった使い分けをしなければなりません。iWikが日本語対応になれば、その逆が可能だと思いますが。

 できたら無料のWikipanionが、両方を透過的に使えるようにしてくれるといいのですけどね。

追記:記事を投稿してから5時間もたってないのにWikipanionがバージョンアップしてくれました。もうiWikは不要といっていいでしょう。
【訂正】「iPhoneでWikipedia」は、もうWikipanionで決まり

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