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もうぜんぶiPhoneアプリでいいじゃん、の世界

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 iPhoneを電子書籍ビュワーにするという記事が出ました。電子書籍を読むためのビュワーと、そのコンテンツを提供する別サービスを開始する、という話ではありません。というか、それはできないという情報もあります。

米作家のiPhone用電子書籍、App Storeで販売

 日本ではスターウォーズサーガの小説で知られているマイケル・A・スタックポールの作品は、「アプリケーション」として、App Storeで販売されます。ただしくは、コンテンツ込みのビュワー、ということになるのでしょうか。Amazon Kindleを駆逐するのに、新しい電子書籍ビュワーは必要ない、ということかもしれません。

 小説でも音楽でもビデオでも、ビュワーソフトをインクルードしてぜんぶアプリケーション化してApp Storeで売っちゃえばいいのです。音楽にしたって、App Storeの登録デベロッパーを通せば、iTunes Storeで音楽売るよりも簡単に世界進出できるかも。

 これって、やはり初期のCD-ROMに似てますね。CD-ROMというメディアと市場が登場して、なんでもそこに放り込むようになった。当時と違うのは、それがワールドワイドの単一市場になって、どこでもダウンロード購入可能になること。そして、ビュワーの性能がとてもいいこと。

 というわけで、なにがしか世界的に披露できるコンテンツをお持ちの方は、YouTubeとかを使うよりもApp Storeのほうが簡単にマネタイズできるかもしれませんよ。Appleに3割抜かれるのはイヤ、という人は当然いるでしょうけどね。

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