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スティーブ・ジョブズの戦略が2時間で理解できる(かもしれない)本

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 ひさびさの初音ミク以外の話題。

 MacUserの立ち上げからとてもお世話になってきた、アートディレクターの菊池美範さんから、skootという、スーツケース型自転車を譲っていただきました。これについてはいつかレポートすることにして、その菊池さんが最近ディレクションされた書籍をいただきました。

 それが、「スティーブ・ジョブズ 偉大なるクリエイティブ・ディレクターの軌跡」です。

 著者は、ボストンのMacworldでNewtonの発表会に参加して以来のつきあいである、Nobiこと林信行さん。ITmediaでの執筆でもおなじみです。

 この本はジョブズ写真集とも言える美しい大判の書籍で、菊池さん入魂のデザインが施されたものですが、中身は凝縮されまくっている濃厚な実用書です。

 スティーブ・ジョブズをずっと観察してきたわたしたちにとっても、彼の手法はようやくうっすらと見えてきたくらい。そのぼんやりしたものの輪郭が、この本を読むことでくっきりしてきました。

 スティーブ・ジョブズを描いた書籍はたくさんあります。そのほとんどは読んだつもりですが、このわずか126ページを読めば、わかる人にはその戦略がストンと理解できるはずです。

 重要な事項はまったく漏れがないといっていいです。彼はAppleの基調講演のほぼすべてをビデオに収録し、原稿に書き、分析してきた人物ですので。

 少なくとも、Appleの戦略について「こういうことではないか」と推論していたような人はぜひ読むべきでしょう。

 Nobiさんのもう1つの著書、「iPhoneショック ケータイビジネスまで変える驚異のアップル流ものづくり」もいま発注したところ。届いたらまた書くつもり。

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