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ギタリストのためのMP3プレーヤー「MP-GT1」を試す(その3)

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 「ギタリストのためのiPod」こと、TASCAMのMP-GT1の実機インプレッションもこの3回目で最終回(後でまたやるかもしれませんが)。最後には、ギターの「カラオケ機能」を試してみることにします。

 ギター専用のカラオケ機能といっても原理はボーカルと同じ。左右のチャンネルを位相反転させて、センターに定位しているサウンドのレベルを下げるというもの。完全に音が消えるわけではありません。PB CONTROLの中に、GUITAR CANCELという項目があり、3カ所設定可能です。

 まず、CANCELで、ONとOFF。ONのときだけカラオケになります。次に、RANGE。これは、MIDとALLがあり、おそらくMIDの場合には中音域の音が中心に消えるしくみになっていて、ALLは周波数を特定しないのでしょう。そして、PARTというのが、消したいギターが定位している位置。CがCenterで、R1からR10まで、L1からL10まで、右と左がそれぞれ10段階に設定できるようになっています。RANGEはMIDが、PARTはCがデフォルトです。

 センターキャンセルのカラオケ機能を試したことのある人は、その通りの結果がでるのが分かると思います。ボーカルも消えます。周波数帯域はギターに最適化しているとは思いますが、ボーカルとギターがそう変わるとも思えないので、そのままボーカル用のカラオケ機能として使えそうですよ。

 “Rocky Racoon”の早口ボーカルを、VSAで低速再生して練習し、ボーカルキャンセルで音声を抜いてカラオケ化して「本番」に備える、なんてことも可能。というか、やってみました。ガイドボーカル程度には音は聞こえるのでだいじょうぶ。

 紹介してなかったけど、チューナー機能もついてます。これは信号を出すだけの機能じゃなくて、ギター入力をグラフィカルに表示するもので、専用チューナーの代替になりますよ。

 で、結論。

 1GバイトのMP3プレーヤー+テンポコントロール+カラオケ+チューナー+マルチエフェクター+ミキサーと、その機能の多さと、そのすべてが同時使用可能であることを考えると、これで2万円というのは非常にコストパフォーマンスが高いです。

 いちおう、要望としては、

・再生時にクリックホイールがiPod並みに使えるようになること
・各種設定を楽曲と連動可能に
・ベルトクリップなど、体に装着するための仕組み
・ギターキャンセルやVSAのオン・オフ専用ボタン
・フットコントロールのオプション

といったところでしょうか。

 このデバイス専用(でなくてもいいですが)の、ギターアンプがあってもいいかな、と思いました。USB充電しながら使えるようなやつ。

 好きなアーティストの全アルバムをMP-GT1に入れて、ギターを手に部屋にひきこもってみてはいかがでしょうか? 眉毛を剃って山にこもるというのもいいかも。

関連記事:
ギタリストのためのMP3プレーヤー「MP-GT1」を試す(その2)
ギタリストのためのMP3プレーヤー「MP-GT1」を試す(その1)
ギター小僧はiPodじゃなくて、これを買え:MP-GT1

関連リンク:
製品紹介ページ
TASCAM MP-GT1発売前使用レビュー[音楽生活]

Guitarandme

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