スマートプレイリストのオンライン版があるといいんだけど

　2月9日のエントリーで、「てのひらにのるPandoraがほしい」と書きましたが、もう1つ、とてもほしいものがあります。それは、「スマートプレイリストのオンライン版」。

　スマートプレイリストはiTunesのキラーファンクションといっていいものです。この機能を搭載できなかったことで、ほかのジュークボックスソフトは何年分か遅れており、iTunes競合ソフトの大半は同種の機能をいまだに実装できずにいます。

　知らない人のために説明すると、スマートプレイリストとは、自分のライブラリの中からいくつかの条件に合致した楽曲やビデオファイルを抽出し、自動的にプレイリストにしてくれる機能。

　これがあれば、デバイスが512Mバイトであろうと1Gバイトであろうと、自分が聴きたいリストをあらかじめ複数設定することにより飽きのこないリスニング体験ができるというものです。

　ポッドキャストであれば、「最新のエピソードを2個ずつ、聴いている頻度が高いものから5個ピックアップ、上限は100Mバイト」、音楽であれば、「アーティストAは全曲、アーティストBは★★★★★のみ、アーティストCは未聴の曲だけ、合計で400Mバイトに収まるように」というふうな複雑な指定ができるのです。ここまでサポートしているジュークボックスソフトはいまだない（はず）。Zuneとウォークマンのジュークボックスソフトはある程度対応しているらしいのですが、使い勝手はまだまだみたいですね。

　でも、1つ残念なのが、iTunes Storeに連動したスマートプレイリストが作れないという点です。

　例えば特定のプロデューサーや作曲者、プレーヤーが関わっているプレイリストが、新作が出たり新規追加されたりすると、自分の手元のスマートプレイリストに加わる。そこに実購入のものがあればまとめて購入、といったことができるのではないでしょうか。

　これがサブスクリプション方式ならば、さらに便利になります。一定条件を満たす、サブスクリプション対応楽曲ならばすべて手元にダウンロードされ、次回にデバイス接続するときには自動的に同期されるのです。「John Legend」というスマートプレイリストを作れば、ほかのアーティストのゲストに出ていても自動的にダウンロードされるのです。実現すればとても便利ですよね。

　Yahoo! Pipesに似たようなことが音楽でできるといいのかもしれません。

　サブスクリプションモデルを採用したZuneや、Rhapsodyと組みあわせたSansa、Napsterバンドワゴンに乗っかったドコモやauなんかはトライしてもいいんじゃないでしょうか。

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