ヒルズに消えたジョガー
いや、別に消えてないです。ジョガーというのをタイトルに入れたかっただけです。というわけで、「Nike+iPod Sport Kit」を使って六本木ヒルズを走ってきました。詳しくは、ITmedia +D LifeStyleの渡邊記者による記事「Nike+iPodで“ワークアウト”してみた」を参照していただくとして、実際に走ってみて思ったことを書いてみます。
設定は記事にもあるとおり簡単。左シューズのソールの下に、スポーツキットの送信機を埋め込む穴があり、そこにすっぽりと入れてソールをかぶせるだけ。あとはiPod nanoにつないでちょこちょこ歩けば設定が済みます。
そこでわりといきなりジョギングに。当日に用意されたコースは700mと1000mの2種類。迷わず1kmコースを選びましたが、そのゴール地点付近に坂があるとは知らされておらず(周辺を知っていればわかっていたでしょうが)、最後の100mくらいで苦しむことになりました。
そこで効いてくるのがパワーソング。センターボタンを長押しすると曲が、自分がパワーを出せる曲に切り替わってくれるという仕組みです。出場者のアンケートでは、Queenがダントツでトップらしく、“We Will Rock You”とか“Flash Gordon”とか“Bohemian Rhapsody”、“We Are The Champions”が挙げられていました。でも、“Bohemian Rhapsody”にはちょっと疑問……。パワー出てくるまでに時間がかかるって。“We Are The Champions”もエンディング向きではないかと。
ぼくはEL&P(owell)の“The Score”を挙げておきました。でも、当日入っていたのはまったく知らない曲で、あんまりパワーが出ませんでした。でも、上り坂でもなんとかペースを維持し、5分38秒でゴール。
ところで、センターボタンを長押しではなく、クリックしただけだとどうなるかというと、その時点での距離やペースを音声(男性、女性で切り替え可能)でフィードバックしてくれます。設定したゴールの半分のところでも音声が知らせてくれます。
走っているときには画面を見るという余裕はあまりないので、簡単にフィードバックを出してくれるというのはうれしいですね。トレッドミルで走っているときも、ディスプレイで知るよりも、必要な情報を得たいときや、要所要所で音声で知らせてくれたほうがいい。
ちなみに、この日の体調は万全ではなく、右ひざが少々痛いという状態。先週末、駅まで行くのに「来週は人前で走るし、試してみるか」と発奮して駅まで1.5kmをジョギングしてきたんですが、そのときにどうも痛めてしまったもよう。靴がナイキじゃなかったからかしら。
普段も走らないわけではなくて、スポーツジムではトレッドミルで1〜5kmくらいをジョギングのペースで走ったりはするんですが、実際に外を走ると違います。路面はでこぼこしてるし、歩いている人や自転車をよけたりしないといけないし、思ったよりも脚に負担がかかっているはずです。
特にひざに負担をかけないためにもいいシューズが必要なのではないかと思いました。
それと、自転車乗り向けのソリューションも用意してくれるといいなあ。イヤフォンで聴きながら乗る、というのは危険行為なので、ハートレートやケイデンスなんかのデータをnanoに保存するだけ。もちろんGPS付きで。せっかくランス・アームストロングまでかつぎだしてるんだから。