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MacでGoogleガジェットを動かす方法

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 このところ大はやりなのが、いわゆる「ウィジェット」(もともとコンピュータ業界で言っていたウィジェットとは大きく異なります)。

 もともとはKonfabulatorが元祖だったと思うのですが、Webサービスのデータを拾ってきて加工し、表示するというミニアプリケーションで、XMLとかJavaScriptとか、いわゆるWeb2.0的技術が使われています。プログラマーでなくても、簡単なWebアプリケーションのようなものを作ることができる、というのがポイントで、実に多くのミニアプリが公開されています。

 KonfabulatorはMac版シェアウェアとして2003年に始まったのですが、その後、非常によく似た技術をAppleがDashboardウィジェットとしてMac OS X 10.4“Tiger”に標準で組み込み(このときは非難轟々でした)、KonfabulatorはYahoo!が2005年に買収して無償化され、Yahoo! Widget Engineとして公開されています。一方、OperaはOpera Widgetとして、ブラウザに標準で組み込まれる形のウィジェットをリリースしました。

 この3種類のウィジェットはいずれもMacに対応しており、利用することができるのですが、もう1つのウィジェットであるGoogle Desktop Gadget、これが問題なのです。

 Google Desktop Gadgetは、Google Desktopで使えるウィジェットで、Google Desktop 4が組み込まれている必要があります。ということは、いまのところはWindows以外では利用不可能ということ。「元祖ウィジェットプラットフォーム」Macにとっては面白くないところです。

「Googleデスクトップ4」日本語β版公開

Googleガジェット開発ツール、日本語版も提供開始

 せっかくガジェット開発が容易になっても、利用できなければどうしようもありません。

 そのGoogleガジェットをMacで動かすツールが登場しました。「Google Gadget Sidebar」がそれです。

 正確には、Googleガジェットを、Firefoxのサイドバー上で動かすためのツールですが、これを使えば、Windowsでなければ動作しなかったGoogleガジェットがMacで動く、というわけです。

 Google Desktopの内蔵ガジェットは動作しない、ガジェットの画面表示に不具合があるなど、いくつかの問題点は残っていますが、このウィジェットがFirefox経由ではありますが、Macで使える意義はあるのではないかと思います。

 Mac版Firefoxにいくつか組み込んでみました。control + 8でサイドバーを呼びだして、下のNew Gadget[     ]に、.xmlで終わるURLを入れてAddすれば、「運がよければ」サイドバーに表示されます。

Gadgetsidebar

 互換性に関しては最初のリリース(0.1.0)ということでもありますし、今後の成長に期待、ということで。

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