PSP専用録画装置で録った番組をビデオiPodで観る
前回に引き続き、「い〜レコ」ことEASY RECORDER for Memoriy Stick DUOをビデオiPodと連動させて使ってみたレポート第2弾です。
手始めにSTAR TREK: The Next Generationを録画してみました。スーパーチャンネルでほぼ毎日やっている帯番組なので、毎日こなしていかないと終わらないのです。録画したものは、手元で操作することを考えると、できるだけCMがカットされた状態であることが望ましく、少なくとも開始と終了は細かくコントロールしておくとハッピーになれます。それで、CATVチューナー側のタイマーを02:02から02:48までにセットすることにしました。
セットが終わったら「い〜レコ」の電源をオンにし、メモリースティックを挿入して、画質ボタン「PIC」を設定します。次に同期録画ボタンの「SYN」を押すのですが、その前に、CATVチューナー(またはビデオデッキ)の電源がオフになっているのを確認すること。この同期機能は、オン・オフを関知して録画をスタート/ストップするので、あらかじめオフになっている必要があります。電源オフを確認したら「SYN」ボタンを押します。すると、録画ボタン「REC」が点滅を始めます。これで予約準備完了です。
録画が終了したら、メモリースティックを取り出して、カードリーダーで読み込みます。デスクトップにメモリースティックのボリュームをマウントさせたら、そのままiTunesに読み込んで、タグを入れます。少なくとも「再生位置を記憶」にはチェックしておきましょう。
読み込む前に、まめにCMカットをする場合もあるでしょう。QuickTime Playerを使ってCM部分をカットし、その後で独立保存形式で保存しても、それほど時間はとられません。拡張子は.MP4ではなく、.movになりますが、ちゃんとiTunesにも、iPodにも読み込むことが可能です。
ドラマ録画で注意しなければならないのが、二カ国語放送です。まあ、これは「い〜レコ」特有のものではないのですが、iTunesやiPodでは、左右チャンネルから英語、日本語吹き替えの両方が出てきて、混乱してしまいます。
そこで、QuickTime設定であらかじめ吹き替えかオリジナル音声かを選択しておくのです。QuickTime Playerの「ムービープロパティの表示」で、サウンドトラックのオーディオ設定を表示させます。チャンネル1を「センター」に表示させ、チャンネル2を「未使用」にすると、吹き替えのみのモードになります。逆の設定にすれば、オリジナル音声で楽しむこともできます。この状態で独立再生形式の保存を行っておくといいでしょう。
さあ、これでiTunesで再生するときに、吹き替え音声での再生が可能になりました。が……。
iPod側ではこの設定を認識してくれないようですね。がっくり。この再生チャンネル設定、本当はiPod側にあるといいんですけど。
ないならハードウェアで、というわけで、こんな商品はどうでしょう?
吹き替え君 for iPod
トグルスイッチで、吹き替え音声のみセンター再生、オリジナル音声のみセンター再生、左右チャンネル再生(スルー)の3モードを切り替えることが可能。
iPodのイヤフォンジャックに差し込むだけで、手元で吹き替え音声、オリジナル音声を切り替えて聴くことができます。映画やテレビドラマを使った英語学習にも最適です。
つまり、左、右、ステレオのそれぞれを切り替えられればいいのです。ステレオとモノの切り替えがついたインナー型イヤフォンならあるんですけどね。コネクターを自作したり、ステレオミニ→モノラルミニ×2→ヘッドフォンとやり方もあるとは思いますが、手元で切り替えられるとそれなりに便利ではないか、と。
ひょっとしてPSPなら二重音声に対応してくれているのかな? ロケーションフリー機能もついていることだし。でも、ここでPSPを使ってしまうと、iPodとの連携の意味がそもそもなくなるという罠が……。