ブログから生まれる評価
オルタナティブ・ブログという実名ブログを書き始めてから2年半が過ぎ、そして、ブログを毎日書き続けて、27ヶ月が過ぎました。
ブログを書き始めて最初の頃は、正直あまりプラスになることはありませんでした。ブログを書いてもあまりアクセスがなく、考えていたネタもすぐに底を打ち、職場の周りもブログを書いていることにあまり関心を示しませんでした。そして、当時はブロガー定例会もありませんでした。ブログを書くということにメリットを見出すことに少々時間がかかりました。
ブログを書き始めてから、たまたまオルタナブロガーも参加する会合に参加したのがきっかけとなり、毎日ブログを書くことを決心しました。最初の2、3ヶ月は正直苦戦しました。自分の得意としないテーマにも触れ、どのようにネタを探していいのかも正直迷いました。
ブログのテーマのポジションがとれない時期でもありました。ネタを探し、自分のポジションを整理するためには様々な努力もしてみました。気がついたときには、職場に50冊の本が溜まっていて置き場に困り、他の人のロッカーを借りるまでになっていました。高校時代に偏差値30台をとったこともあるほど国語が苦手で本を読むのが嫌いな自分が、本が好きな自分を見つけていました。
1年間、土地を耕し、そして、毎日水をやり続けました。上にはなかなか伸びず、大地に根をはやしていきました。水をやりつづけた結果、少々のことがあっても枯れない状況になっていたのです。
そうこうしているうちに毎日書き続けてから1年が経ちました。ようやくこの時期になってから、ブログがきっかけで様々なところから声をかけていただくようになりました。新聞社からの取材依頼、テレビ局からの掲載依頼、講演依頼、本の執筆依頼など様々です。最初の講演は、数百人の前で百戦錬磨の大手企業の取締役、官僚の方、放送局の元局長の後に話をし、そしてパネリストとしてコメントを求められました。押しつぶされそうになった緊張感と終了後の開放感と充実感は今でも忘れません。
ブログを毎日書き続ける、自分なりのテーマのポジショニングを確立していったことによって、様々な立場の方々が一定の評価をしてくれるようになったのです。そして、その集大成が今年2月の本の出版でした。
ブログから生まれる評価とプレゼンスの向上によって、職場の見方も少し変わりました。社外でのプレゼンス向上が、職場での環境を変えることになったのです。そして、今では担当を4つ兼務しています。やりがいのある担当をさせていただくと同時に、それぞれの担当の立場を活かし、様々な視点で行動ができるようになりました。
ブログに対する考え方と行動によって、自分の想像以上の評価が生まれる。そんなブログの可能性をこれからも楽しんでいきたいと考えています。