Twitter、新ゴーストバスターズのレスリー・ジョーンズにひどいことをした著名人を永久追放
ことの経緯をかいつまむと、テック系メディアBreitbartの記者でこれまでもTwitter上での問題発言が多かったマイロ・ヤノポロスが、新ゴーストバスターズでバスターズの1人を演じる黒人女優、レスリー・ジョーンズさんについて数々の罵詈雑言をツイートし、それに耐えかねたジョーンズさんがTwitterに助けを求めつつも昨日「Twitterをやめる」と宣言しました(その後、彼女はツイートしていません)。
Breitbartによると、ヤノポロスはTwitterから「Twitterルールを何度もやぶったので、あなたのアカウントは永久にサスペンドしました」というメッセージを受け取りました。
今も読めるレスリー・ジョーンズさんのTwitterアカウントをたどると、ヤノポロスのやったことは、第三者でもこの人はもう、顔も見たくない、と思わせるひどいものです。
この人は33万8000人もフォロワーがいる(いた)、影響力のある人ですが、なんでこんなひどいことを赤の他人に言えるんだろうと、そのメンタルが理解できないレベル。
永久追放によって、少なくともヤノポロスのツイートは今後見なくて済むようになったわけですが、彼に便乗する投稿は後を絶たず、著名人の青いバッジをつけていないアカウントであれば、停止されてもすぐに別アカウントをつくれるので根本的な解決にはなりません。
ヤノポロスはBreitbartの記事で「臆病にも私のアカウントを停止したことで、Twitterはイスラム教徒のテロリスト(!)とBlack Lives Matter(黒人の命は大切だ)運動の過激派(!!)にとっての安息の地ではあっても、保守主義者にとっては立ち入り禁止区域であることを自ら証明した」と語っています。
どういう育ち方をするとこうなるのか、不思議です。世の中にはいろんな人がいるわけで、Twitterが言論の自由といじめのない世界を両立させられる日は来るのだろうかと気が遠くなります。
【追記】7月21日、ジョーンズさんがTwitterに復帰したようです。まだ本来のきれきれな明るさは感じられませんが、彼女をサポートするツイートをRTしています。「あなたがあなたでいてくれて、ありがとう」という寄せ書き(寄せ動画)など、いい応援方法ですね。