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「トゥモローランド」はディズニー臭は少ないけどやっぱりディズニー映画だった

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千葉の東京ディズニーランドにもある「トゥモローランド」がタイトルのSF映画「トゥモローランド」を見てきました。

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オープニング、ディズニー映画は必ずシンデレラ城の花火のシーンで始まるんですが、今回はそのバリエーションで、ディズニーが苦手でも大丈夫な予感。

最初の方で、万博会場にわくわくしながら自分の発明品を持ってくる主人公の男の子とちょっとおしゃまな女の子の出会いのシーンが。あれれ、「不思議の海のナディア」や「スチームボーイ」と似てるなと思いましたが、今回はそれほどパクリっぽくありませんでした。万博はパリでもロンドンでもなく、ニューヨークのだし。

監督は「アイアン・ジャイアント」で一部の人から強く支持されてるブラッド・バード。ディズニー学校出身ですが、ディズニー作品は初めて。結構人が死ぬし、相手がロボットならいいのか、という残酷な暴力シーンもあって、そういうところはディズニーっぽくないです。

未来都市(トゥモローランド)がほんとにウォルト・ディズニーが夢想しそうなというか、手塚治虫作品のままというか、な世界で、SFとしてはどうなのかなーという気がしましたが、この映画はSFというよりもメッセージ映画なのだと思えばいい気がします。

未来を救うのは天才でも努力家でもなく、夢をあきらめない人たちなのだー、と。そこはディズニー映画かなと。というかブラッド・バード監督らしいのかな。

個人的な見どころは、スター・ウォーズグッズ満載のショップのシーンと、ブリティッシュ英語がそこはかとなく気高いアテナ役の美少女、ラフィー・キャシディちゃんでした。敵役のおじさんどっかで見たなーと思ったらドラマ「ドクター・ハウス」のヒュー・ローリーでした。あと、ジョージ・クルーニーじゃない方の主人公とそのお父さんが使っていたのはiPhoneだった。

さらに余談で、夢を諦めない人として日本のストリートミュージシャン(撮影はたぶん日本じゃないし俳優も日本人じゃない)が出てきたのがちょっと意外でした。

美少女好きにお勧めな映画だと思います(違うかも)。

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