Microsoft、8月1日から新しいサービス規約に(Googleと同じようなサービス横断に)
Skypeから、こんなメールが届きました。
Microsoftは、SkypeをWindowsの中心的なコラボレーションツールにしようとしているので、これまでMicrosoftと別だったSkypeの利用規約とプライバシーポリシーをMicrosoftのものに移行する、というお知らせです。
それに合わせて、Microsoftのサービス全体の利用規約(Microsoftの場合は「サービス規約」)が8月1日に更新されます。プライバシーポリシー(Microsoftの場合は「プライバシーに関する声明」、以下「声明」)は既に更新されています。
「それに合わせて」というか、7月29日リリースの「Windows 10」に合わせて、という感じです。
Windows 10にはこれまでになかった「Cortana」や「HealthVault」など、ユーザーが個人情報を入力するサービスが付属するので。
Googleが2012年にプライバシーポリシーをサービス横断にしたのと同じように、Microsoftもほぼすべての一般ユーザー向けサービス(どのサービスが対象かはサービス規約の最後にリストアップされてます)のプライバシーポリシーを1つの声明にまとめました。
これで、Googleカレンダーの予定がGoogle Nowに表示されたりするのと同じようなことがCortanaとOutlookでもできるようになります。
Googleがプライバシーポリシーを変更したときは、あまりに世間の関心が低いので、ちょっと脅かすような投稿をしたら名指しで「ひどい」と叱られ、エゴサーチするといまだにそれが表示されるのがトラウマになっているので(しくしく)、今回は脅かしはせずに、書いてあることをそのままご紹介します。
まず、
Microsoft のほとんどの消費者向けサービスを、単一のMicrosoftサービス規約と、統合された Microsoft プライバシーに関する声明にまとめて管理しようとしています。
あと、
弊社のサービス、またはサードパーティのサービスを問わず、弊社はMicrosoft提供の広告を選択されやすいよう個人情報を利用します。弊社が選択する広告は、ユーザーの現在地、検索クエリまたは閲覧しているコンテンツに基づいています。その他の広告は、ユーザーが関心があるかもしれない内容、人口統計データ、検索クエリ、関心事、お気に入り、利用データや位置情報を利用し、長時間にわたりユーザーについて学習した他の情報に基づいています。
だそうです。
なお、
Microsoftは、電子メール、チャット、ビデオ通話でのユーザーの発言内容、文書、写真または個人ファイルをターゲット広告に利用することはありません。Microsoftからの興味に基づく広告の受信を中止するにはオプトアウト(中止)ページにアクセスしてください。
とも書いてあります。
後で「きいてないよー」ということにならないように、せめて声明の「ユーザーの個人情報の利用について」のところだけでも読んでおいた方がいいと思います。