「Yo」って言うだけのアプリがじわじわくる
リリースされたのはだいぶ昔みたいなんですが、「Yo」というアプリ(iOS/Android)が静かなブームなんだそうです(Financial Timesより)。
開発者のページも、ものすごくシンプル。
Yoというのはあれです、ラッパーの人とかが手をふりふり言うやつです。
このアプリでは、親しみのこもった挨拶みたいな感じです。
アプリをインストールすると自分の名前を決めて、友達を招待するように言われます。端末の連絡先からとりこむとかFacebookやTwitterの友達からとか、他のソーシャルアプリと似たような流れ。私は人を巻き込むのはいやなんで、自分のサブアドレスをメールで招待しました。
実際にできるのは、画面に並んだ友達の名前をタップすることだけ。そうすると、相手の端末に「よぅ」という音(声)とともにプッシュ通知が表示されます。受信側は誰からのYoかが分かるだけで、なんの用(だじゃれ)かは分かりません。下の画面右のように別のアプリを使っていても「よぅ」という声と、プッシュ通知が表示される。プッシュ通知をタップするとそのまま消えてしまいます。もらったYoの数はカウントされるけど、誰から何回とかの内訳は表示されない。
ほんとに、それだけ。
開発したのはイスラエルからこのアプリで一旗揚げようとサンフランシスコに来たオル・アーベルさん。そもそもは勤め先の上司に「1タップでアシスタントを呼びつけられるような単純なアプリを作ってよ」と頼まれたのがきっかけなんだそうです。
APIも公開していて、例えばスターバックスでオーダーした飲み物ができたときにお客さんに「おまたせしました~」と大声で呼びかけるんじゃなくて、「Yo」で通知するのはどうかな、なんて言ってます。Apple Storeのジーニアスバーの順番待ちも結構神経使う(耳をそばだててなくちゃならないから)ので、これはぜひ、採用してもらいたいところです。