HTC J One。「400万画素ぉ?」なんて数字で判断してはいけません(比較画像あり)
私のお仕事は海外速報担当なんで、新スマートフォンの記事を書くときも特に実機に触りもしないで、せいぜいYouTubeのデモ動画を見るくらいです(安易な仕事でごめんなさいごめんなさい)。
一般に企業が出すプレスリリースというのはウリの機能はものすごく大きく紹介し、欠点にはまったく触れないものです。なので公平な記事を書こうと思うと必然的に数字に頼ることになります。
なので、2月に「HTC One」が発表されたときも、「メインカメラは400万画素だが、「HTC UltraPixel Camera」という名称で、従来のスマートフォンのカメラより300%明るいという」と、HTCさんはそう言ってますけども、みたいな文になってます。
でも百聞は一見にしかず。20日に日本での発売が発表された「HTC J One」と800万画素のうちの子(Motorola RAZR M)とで暗闇に浮かぶ緑のHTCロゴを撮影してみました(条件はほぼ同じです)。
もちろん、左のきれいに緑が出ている方がHTC J Oneです。 なんで400万画素なのに? というのは、1つの画素の面積がうちの子の800万画素の2倍だからなんですって。面積がおっきいと、それだけ光を取り込めて、ノイズが少なくて済むらしいです。画素は多ければいいってもんじゃない、と。光を取り込めるかどうかがすごく大事だ、と、そういうことらしいです。スペックだけみて「だめじゃん」と思われるリスクを覚悟で実質的な良さを追求するのはかっこいいです。
そうそう、上のプールの写真は、20日に青山迎賓館という結婚式場で開かれたHTC J Oneのイベントで撮影したものです。当日はKDDIの田中孝司社長も登場し(HTC J OneはKDDIが独占販売なので)、HTCのコーポレートカラーの緑とauカラーのオレンジをあしらったカクテルで乾杯しました。下がそのカクテル。なんの調整もしないでただシャッターを押してます。緑はOneの方(左の、バックにピーター・チョウCEOと田中社長が写ってる方)が本物に近いです。オレンジはきいろっぽくなっちゃったけど。
ここではカメラにしか触れませんでしたが、全体的に良い感じの端末です。Android市場がSamsung一人勝ちというのもつまらないので、HTCにはぜひがんばってほしいです。いろいろ大変だとは思いますが。