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Facebookの恥ずかしい過去を洗い出してくれる「Facewash」

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前回に続き、またFacebookのグラフ検索がらみの話です。

この機能、自分で公開の設定にしたデータしか使わないんだから怖がることはない、と思っていた人も、Gizmodoが紹介した例を見てちょっと考えちゃったんじゃないでしょうか。検索結果をページとして公開できるので、「○○○が好きな人たち」の○○○に恥ずかしい言葉が入ったリストにうっかり自分が登場してしまう可能性があるからです。

心当たりのある人は、グラフ検索が使えるようになる前にアクティビティログを過去にさかのぼって、恥ずかしい発言や酔った勢いのコメント、変な写真、怪しいページにつけた「いいね!」、恥ずかしいアプリ、よく知らずに友達になったあぶない人、を削除した方がいいかも。大変だけど。

というわけで、そういう大変な作業をサポートしてくれるWebアプリ「Facewash(洗顔)」が米国で登場しました。はい「米国で」なので、残念ながら英語の恥ずかしい言葉しかチェックしてくれませんが、これはいい発想だと思います。

WebアプリをFacebookアカウントと接続すると、自分のアクティビティログをスキャンしてくれて、「ウォールへの投稿」「いいね!」「写真」「写真へのコメント」「ページ」など、項目別に不適切な言葉が含まれていないかどうか洗い出してくれます。

私は個人としてはほとんど「いいね!」したり投稿したりしていないので、きれいなもんでした(全項目がClean)。それじゃぁサンプルにならないので、「butt(おしり)」と投稿して再スキャンしたところ、しっかりひっかかりました。

Yu_facewash

参照しているポリティカリーインコレクトな言葉データベースが公開されていないので、どの程度の効果があるか分かりませんが、他にもここに書けないような言葉をいろいろ試したところ、みんなひかかった。自分で言葉を入力して検索することもできるんですが、日本語(「おっぱい」とか)はだめでした。アルファベットしか探してくれません。

このWebアプリは、米国の大学ハッカソン「PennApps」の2013年春大会でケント州立大学の学生チームが作った作品。説明文によると、学生時代にハメを外した人も、社会人になる前にFacebookの身辺整理をしようね、ということみたいです。
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