ラリー・ペイジのLuLuLemonシャツは64ドル?
Googleが欧米でパートナー企業やジャーナリストを集めて開催するカンファレンス「Zeitgeist(ツァイトガイスト)」の米国版が9月25~27日に開催されました。ラリー・ペイジがCEOになってからの初のツァイトガイスト(だと思う)。ペイジの講演と、シュミット会長と2人でのQ&AのYouTube(45分)がzeitgeistmindsの公式ページに掲載されています。
先日のf8でのマーク・ザッカーバーグCEOと思わず比較してしまうんですが(いでたちもグレーのTシャツにパーカー、ジーンズと、以前のザックみたい)、公の場に出たがらないことで有名なペイジCEO、伏し目がちに、ペラのA4用紙のメモを読みながら講演をします。話の内容は面白いんですけど(子供のころニコラ・ステラが好きだったという導入とか)、なんだか「がんばれー」と応援したくなる感じ。
そうそう、このブログのタイトルのTシャツ(LuLuLemonブランド)のことも、最初に本人が唐突に言ったの。なんか、すべってましたが。そんなブランド知らないので検索したらヨガ用スポーツウェアのブランドのようでした(たぶんこれ)。
20分くらいぼそぼそとイノベーションについて語った後、Q&Aコーナーに。ここでエリック・シュミット会長が登壇すると、見た目に分かるほどペイジの表情がやわらかくなりました。「難しい質問にはエリックに答えてもらうから」とか言って(そういえばOracleとの特許訴訟でも、Oracle側が執拗にペイジの出廷を求めていますが、なんとか逃げ切ろうとしているようです。あの話、どうなったかな)。
Q&Aではお互いをからかったりしながら、いいコンビぶりを見せていました。ビデオの38分26秒目くらいにスティーブン・レヴィ(「In The Plex」の著者)が「Googleにとっての最大の脅威は?」と質問すると、ペイジは「Googleだ」と即答。シュミットが「われわれくらいの規模になると、ある程度内部的なことが問題になるものだ」と補足しました。企業が大きくなると、意思決定が遅くなるけど、ペイジはよくやってるとシュミットが言うと、首に手をやったりしていたペイジがシュミットの肩に手を置く場面もありました。
質問者の目を見ながらマジメに答えるペイジCEOを見ていると、GoogleがEvilだとはあまり思えないんですが、甘いかな。このビデオ、ちょっと長いですが26分目くらいからが面白いのでお勧めです。'