blekko――なんでも「/」でフィルタできる検索エンジン
TechCrunchが2008年に紹介していた検索エンジンのblekkoのβ版が公開されました。お金持ちのMicrosoftでさえなかなか対抗できないGoogleの独壇場に、いまさら参入して勝算はあるのか? といった大人な話はおいといて、使いこなせれば便利そうです。
検索したい言葉の後ろに、「/(スラッシュ)」で始まるタグをつけることで絞り込みができるのが特徴。blekko自身で作った基本的なタグが350以上あるほか、ユーザーが作って公開しているものもあり、自分でも作れちゃいます。Googleの「site:」に当たるものもあって、特定サイト内の検索も簡単。あと、Googleではできない時系列に並べる検索が「/date」でできます。
例えば、「blekko /searchengineland.com /date」とすれば、検索関連ニュースが充実しているSearch Engine Land内のblekko関連記事を新しい順に並べて表示してくれるはずなんですが、ありゃ、本当は10月31日が最新なのに、26日がトップに来ちゃった。ううむ、まだβだからかな。
紹介ビデオ(YouTubeじゃなくてVimeo)では、地球温暖化について、リベラルな意見だけ、とか、技術的な側面を、といった絞り方や、「cat /humor /video」で笑える猫関連ビデオを探したりしています。
/mapを付けると検索結果の上に地図が表示されるのも最近Googleが注力している地域情報検索に対抗する感じです。例えば「New York hotels /map」とすると、20のホテルの位置にポインタがついたニューヨークの地図が表示され、その下に検索結果のホテルの情報が並びます。ちなみに使っている地図はBingのものです。
どうもIPアドレスかなにかでユーザーの現在地を割り出しているらしく、バーセルとかヨルダンとか、データがなさそうな地名で検索すると、「検索結果はありません」になって東京の地図が表示されました。
いろいろ面白い機能もありそうなんで、検索好きな方はぜひご自分で遊んでみてください。