Wolfram/Alphaは使う人を選びそう
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Googleのワンダーホイール、使ってみましたか? カビの胞子のようなにょきにょきをたどっていくのはなかなか面白いです。「丸の内 ランチ」の最初の枝ぶりはなかなかいい線なのですが、「おすすめ」を選んだら次が地名別のおすすめ枝(「銀座」はまだしも「梅田」とか「京都」って)になっちゃったのがいまいちです。「和食・洋食・中華」とかそっち方向ににょきにょきして欲しかった。
ともあれ、Googleが発表した一連の検索ツールは、一般的なユーザーがより頭を使わずに、手間を掛けずに目的地にたどり着くことを目指している感じです(ずっとそれを目指しているわけですが)。
一方のWolfram/Alphaですが、メディア向けのデモを見てきた人たちのブログ(ReadWriteWebとか)を読むかぎり、方向は全然違うようです。こちらはインターネット全体からデータを参照するのではなく、Wolframが選んだ資料を利用することもあり、(いまのところ)結果が偏ってしまっているようです。あるジャンルの研究者などにはものすごくパワフルなツールになりそうですが、少なくとも「Googleキラー」ではあり得ない感じです。
5月18日のスタートに向けてWolframのブログは連日更新中で、今日も「1日当たり1億7500万件のクエリに対応できるようにばりばり準備中」との書き込みが。
最初は実際「普通の人」も殺到すると思うので、パンクしないことを祈ります。
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