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海外記事、ブログ、記事にならない情報について、ITmedia エンタープライズ海外記事担当から一言

Psystarのオンラインストアが停止

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 連日こればかりで何ですが、Macクローン販売会社Psystarの続報です。

 昨日のエントリで、Psystarが何度かWebサイト上の住所を書き換えたと書きましたが、同社はこれを「引っ越しのため」と説明しています。多数の注文があったため、オフィスを拡大したとサイトには記されています。それでも数日のうちに3回も住所を書き換えるのは怪しいと思いますが……

 さらに、同社は現在、オンラインストアを停止しています。クレジットカード決済の処理を委託していたPowerpayのミスで、処理を拒否されたためとPsystarは説明しています。しかしNews.comの取材では、Powerpayは「PsyStarに契約違反があったので取引をやめた」とPsystarとは食い違うコメントをしています。これに対してPsystarはComputerworldの取材に、契約違反は「取引件数が契約上の上限を超えたため」と答えています。取引件数が突然急増したため、Powerpayは詐欺の疑いありと判断して調査のためにPsystarの口座を閉鎖した、ということらしいです。Psystarは問題が解決するまで、電子メールで注文を受け付け、決済はPayPalを使うとしています。

 また、昨日のエントリで通りすがりの方が教えてくださったGIZMODOの記事には、Psystarのオーナーと思われる人物が持っている FloridaTekという企業のサイトに、実行可能ファイルをダウンロードさせるリンクが多数掲載されているとの指摘もあります。

 怪しい情報が次から次へと出てきますが、もうOpen Computerを注文してしまった人もいるかもしれないのが心配です。

 以上、広瀬でした。

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