Zune 2.0なのにゲイツ会長は「弱気発言」
昨日発表されたZune 2.0。とにかく「Wi-Fi搭載なのにnanoより軽い」と、nano対抗としては現時点で間違いなくトップを走るスグレモノ製品です。わたしの予想も大きく外れましたし……。ビル・ゲイツ会長もイケイケゴーゴーかと思いきや……。
Jupiter Researchのアナリストであるマイケル・ガーテンバーグ氏は、New York Timesに掲載されたゲイツ氏の発言(要登録)に驚いています。その発言とは:
"I'm sure a year from now we'll do even better," Mr. Gates said. "But I'm blown away by what they've been able to do in a year."
「今年1年でこれだけやらたんだから、1年後にはもっとよくなっているはずだ」
「いったいこれは製品発表の場なのか、それとも釈明会見なのか」とガーテンバーグ氏。「Appleなら欠陥も機能だと主張するだろう。次のバージョンがでるまではこれが最高の製品だと言い張るだろう」
2.0がようやく出たときにこの発言では、MS製品は3.0からだという「伝説」を信じてしまいかねない、と同氏は警告しています。
ニューヨーク・メッツには、その負け犬体質を物語るいいエピソードがあるそうです。
Back in the day, at the first home game of the season, right after the first pitch was thrown, there used to be a guy who would hold up a sign that said, "wait until next year". *sigh*
シーズン初日の第1投直後に、「来年こそみてろよ」と言ってためいきをつく男がいるんだとか。こういうのって、昔の阪神とかにもありましたっけ。
とにかく、今回はいい製品っぽいので、バルマーCEOのイケイケ路線のほうがよかったかも。ひょっとして、J・アラード氏とはキャラがかぶりすぎるのを危惧したのでしょうか?
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Zune 2.0はこっそり日本語対応しているのではと期待している松尾でした。