コワーキングスペースのWeWork2018年初、日本上陸
コワーキングスペースのWeWorkが日本にも上陸するよ・・・
WeWorkって?
コミュニティ型のコワーキングスペースだよ。
今やイノベーションには大手の組織内の研究よりも出会い系が重要なんだよ・・・
「人生は偶然の出会いと言う奇跡の連続」と言ってるでしょ?(雪の女王、ハンス・クリスチャン・アンデルセン)
孫さんが投資したから確実にブームが来るね・・・
WeWorkの標語は・・・DO WHAT YOU LOVE.(好きなことを仕事にしよう・・・)
シリコンバレー流のコワーキングスペースは、既に日本にも多く立ち上がっています。しかし米国のニューヨーク発の世界トップ企業の日本上陸となれば、また話が別です。
範疇はシェアリング経済に入りますが、CEOのアダム・ニューマンさんはコミュニティ型コワーキングスペースの原点をイスラエルの共同農場・協同組合、キブツとしています。
ソフトバンクが合計44億ドル出資し、既にソフトバンクの合併でWeWorkジャパン(2017年7月、ソフトバンクと50%ずつ出資し設立)を立ち上げました。三菱地所などと話をしており、2018年初には東京近郊に第一号のコワーキングスペースWeWorkを設立すると言われています。対象はフリーランスやスタートアップ企業です。世界16か国、約180箇所のオフィスで15万人が利用しています。ニューヨークのWeWorkにいるスタートアップ企業がロンドンに出店を構える時、ロンドンのWeWorkのコミュニティに相談できます。同一オフィス内の交流会もほぼ毎日やっています。メッセージサービスのスラックがオプションで使えます。
■ 思い出されるロンドンのコーヒーショップ
新しい産業革命が進行する中、コワーキングスペースの役割は、17世紀のロンドンのコーヒーショップを連想します。当時は重商主義の時代であり、最大の貿易港ロンドンのコーヒーショップには、小金持ちの商人や船主、投資家としての土地持ち貴族層があつまり、新しいビジネスの話を盛んにしていました。その結果、コーヒーショップのネットワークを背景に新聞や郵便が普及し、ロイズ保険会社が立ち上がり、多くの商品取引が行われました。コーヒーショップに入るときには帽子を脱いでメイドに挨拶をする紳士のマナーまで確立しました。これは一種の「サービス・イノベーション」と考えられます。様々な人々がコーヒーショップに集まって、様々なアイデアを試し、様々なサービスや制度が生まれました。
しかし時代は18世紀の産業革命を経て、工場でのモノつくり、「プロダクト・イノベーション」の時代へと推移しました。
■ モノに宿る知識の魔法、AIやIoTによる新産業革命、復活するサービスイノベーション
しかし新しい産業革命ではすべてのモノがネットに繋がり、モノに知識が宿り、魔法を行うと言うソフトウエアによる「サービス・イノベーション」が復活し始めています。
ニューヨーク発のコワーキングスペースWeWorkなどが急速に普及しているのは、イノベーションへのアイデアは多様な人々、自律した人々の交流から生まれる(新結合、連結化、アイデアの作り方)と言う原則が復活したと言うことなんでしょう。そうなれば組織の外の偶然の出会いが重要であり、職位職階を前提とした組織は邪魔になります。
その結果、コワーキングスペースWeWorkやWELIVE(シェアーハウス)へのニーズが高まっていると考えられます。
折しも国内では働き方改革で副業が解禁され始めています。(夕方5時からはコワーキングスペースで働く時代です)
日本国内ではソフトバンクとの合弁ですが、後はコストでしょうか?