現金の呪いが日銀で話題、金融庁にも欠如したキャッシュレス戦略
日本のフィンテックは金融機関の改善運動になっているから、つまらないよね・・
日銀も金融庁もタクシー会社がスマフォアプリを作るような議論ばかりしていて・・・
そこで米国のハーバード大の先生が「現金の呪い」の序文で"1万円札を廃止しろ"とレスキャッス論を言い放ったのですよ・・・
これは創造的破壊だ!! インドみたいにやれってさ・・^^
その結果、日銀で話題になり 行内でさざ波がたってるんだって・・・
へー、面白いね・・・
キャッレス社会に多少言及してるのは日本は経産省だけだね・・^^
<出所 アマゾン>
日本で翻訳された「現金の呪い」がレスキャッス社会を目指す為、日本はまず1万円札を廃止すべきだと序文で述べており、それが日銀の中でさざ波を立てています。無論、日銀は動くつもりはありません。一方米国では100ドル札の廃止が議論されており、賛否両論が出ています。一方EU諸国は欧州中央銀行(ECB)が2018年末に500ユーロ紙幣の発行を停止することを正式決定しています。(2016年5月)
通貨改革と言えは2016年11月のインドモジ政権の通貨改革(流通紙幣の80%以上を占める500ルピー、1000ルピー札の廃止)の粗療治が有名ですが、IoTや仮想通貨の時代を迎え、キャッシュレス社会の議論は欧米でも盛んです。インドでは一挙に電子マネーのペイテイムが物理店舗にも普及し始めました。(毎日2万店が採用)
その理由は現金取引が①脱税やマネーロンダリングの温床になっているからです。また当然、現金取引はIoT時代には②社会の非効率性を温存します。だから欧米やインドはキャッシュレス社会の議論に熱心なのです。
■ ネガテイブ金利で現金発行が増える日本
一方日本は新興国も含めて世界一の現金使用国(消費の80%、GDPの20%)とみなされています。フィンテックの実施で金融庁も日銀もキャッシュレス社会化に熱心でない上に、ネガテイブ金利が現金の発行を増加させています。「現金の呪い」の中でハーバード大のロゴフ教授はネガテイブ金利の逃げ道として「タンス預金が大幅に増加した」と言っており、ネガティブ金利政策を成功させるためにも1万円紙幣を廃止すべきだと主張しています。インドは2023年には現金利用が消費の50%を切ると言われていますが、IoT後進国の日本は先進的な北欧はおろか欧州や米国、インド、中国にまで大きく置いて行かれます。
日銀は絶対やらないでしょうが1万円札の廃止説は面白いですね。インドのように一挙にサーバー型電子マネーが普及するのでしょうか? 仮想通貨E円構想を作らないなら、せめて通貨改革位、日銀には考えてもらいたいものです。
<日生基礎研究所>
★★ 米で繰り広げられる100ドル紙幣廃止構想
★★ ゴミの中から現金1千万円 100万づつ束で 奈良・御所の廃棄物処理場
★★ 1万円札廃止論の裏側
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★★ 1万円札が消える日~現金は無くなるか~