この秋アンドロイドペイ、アップルペイの日本上陸報道
シリコンバレー発の日経記事で アンドロイドペイの2016年秋、日本上陸がでてるね・・・
うん、アップルペイも来るともかいてあるよ・・・
アンドロイドペイの最初の組手は東京三菱UFJ銀行とニコスカードだって・・・
MUFJコインをアンドロイドペイに乗せる気かもね・・・
そうなればグーグルは東京三菱UFJ銀行の代理店だね・・・
東京三菱UFJ銀行はMUFJコインをブロックチェーンで管理して・・・
一方グーグルは従来型の集中型で管理するのかしら・・・・・・
MUFJコインはサーバー型電子マネーの一種、ブロックチェーンは単なる帳簿付け方式だもん
^^ 面白いね 夢があって いいね ~~~~
<出所 http://www.digitaltrends.com/mobile/android-pay-guide/>
日経新聞がシリコンバレー発の記事としてアンドロイドペイの2016年秋、日本進出を報道しています。最初の提携先は東京三菱UFJ銀行、ニコスカードです。そしてJR東日本やNTTドコモや楽天、ジェーシービーカードなど他の電子マネー大手と、読み取り機などシステムへの相乗りを求めて協議中と述べています。また記事にはアップルペイも進出準備と述べられていました。
■ 中国以外に進出するアンドロイドペイ
アンドロイドペイは米国、英国、シンガポール、オーストラリアに進出済みです。
アップルペイとサムスンペイが出た中国はグーグルが撤退したため、サービスしていません。
■ 二種類のグーグルウオレット
グーグルにはペイパルのようなグーグル独自のサーバー型電子マネーを管理するグーグルウオレットと、ユーザーのポイントやクレジットカード、プリペイドカード(例えばグーグルプレイ用のGoogle Play ギフトカード)を管理するグーグルウオレットニューがあります。今回のアンドロイドペイに関してはニコスカードや将来はスイカの定期券や電子マネーをグーグルウオレットニューに乗せるのでしょう。
■ フェリカ対応
国内のアンドロイドスマートフォンはフェリカ版とNFC版の二つがすでに出ています。
後はJR東日本との実験の結果待ちでしょう。
■ ICカード版スイカは音楽CD、アンドロイドペイ版スイカはストリーミング
さてIoT視点で比較すれば、ICカード版スイカは(モノと情報サービスが一体化した)「音楽CD」に相当し、お金イコール=現金と言うモノの発想、モノ支配論理からあまり抜けていません。一方アンドロイドペイやアップルペイはストリーミングサービスに近い形です。こちらはものと情報化したサービスがクラウドに分離したサービス支配論理です。(但し、サーバー型電子マネーと呼ぶには限界がありますが)
■ アンドロイドペイ、アップルペイ版スイカやEDYの限界
スイカなど日本版の電子マネーをアップルペイやアンドロイドペイに対応させるのは自分の買ったCDから音楽をICloudに載せるのと同じ発想です。スイカの管理主体は消費者個人であり、アップルやJR東が口座管理するわけではありません。(残高管理はやってくれますが、飽くまでも消費者個人の責任です)
改正資金決済法の視点から見れば、サーバー型電子マネーの視点からは、飽くまでも前払い式支払い手段のICloudやグーグルクラウド登録であって、LinePayやアリペイ、ペイパルのような為替取引のサービスは提供されていません。為替取引のサービスとは個人間の送金などを意味し、その為には銀行サービス類似の口座管理が必要です。既に日本上陸を開始しているアリペイやWchatPayに対抗する為、JR東や楽天はスイカ、Edyの口座管理、為替取引にも進出するのでしょうか。
そうなれば英国のように全銀ネットがオープン化されれば、サーバー型電子マネー化した電子マネースイカとペイパルの間で銀行を介することなく(スマートフォンなどで)個人送金などが可能となる未来が見えてきます。
■ そのうち顔パス支払いも
失敗したスクエアウオレット、新しく日本で立ち上がったオリガミペイ、グーグルなどは、顔パスやAIで個人認証さえできれば、スマートフォンや指輪、スマートウオッチなどを身に着けているだけで(将来は身に着けていなくても)、支払いがなされる顔パス支払いを実施または計画中です。2020年までには本格実用するかもしれません。
電子マネーのサービス支配論理化=クラウド化の芸術ですね。