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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

反集団安保デモに見るカーニバル化する社会

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 英国BBC放送は「無気力な日本の若者が変わりはじめた」と報道していますが・・・・

 お化粧も綺麗だし、終わったらさっとバイトに行くし・・・・・さっと盛り上がって さっと冷める・・・これって?

 これって カーニバル化現象ですよ 確かに・・・・ソーシャルメディア対策としてめかし込んでるし・・・^^

 多様性、楽しさ、明るさ・・・


 

<出所 http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/de893726a10ea094aaa841ea6e2382c6>

2015年9月19日、集団安保法案が参議院を通過しましたが、マスメディアではその余波が続いています。その中で大きな注目を集めているのは「安保反対デモ」の特徴が40年から50年前と比べて大きく変質した点でしょう。国会突入も催涙ガス弾もなく、一方多くの人々がインターネットを利用して個人的に主体的に集会に集まってきました。その特徴は「綺麗なお化粧」、「子連れ参加」、「整然とした訴え」などでした。若者も主婦も高齢者も様々な社会階層の人々が個人で参加しています。(無論、共産党や民主党などの組織動員もありました)

デモが終わると「さあ、バイトだ」「さあ、コンパだ」「さあ夕食の準備よ」と言った形で皆さんさっと引き上げていきます。男女ともめかし込んだ「綺麗なお化粧」はセルフィーなのかそれとも他人のスマートフォンで撮影されてLINEやフェイスブック、今はやりのインスタグラムに写真が登場しても可笑しくない準備をされていたのでしょう。それともマスメデイアも多少は意識していたのでしょうか?

うわーっと盛りあがってさっと引くと言うのが特徴だったと思います。

■ 反安保デモに見るカーニバル化する社会

社会学者の鈴木健介さん(チャーリー)は社会学者GHミードの自我論(I とMEの分離)やアンソニー・ギデンズの再帰性のコンセプトを使って2005年に、名著「カーニヴァル化する社会」を世に出し、インターネット上の炎上などの祭りの現象を「カーニバル化」と呼びました。日常生活の中でと理由もなく、きっかけがあれば突然、盛り上がり、さっと引くカーニバル化現象です。いわゆるブログの炎上現象などですね。(心理学ではシンデレラ症候群の一種とも考えられますが。)

当時はニートやオタク・引きこもり現象分析の代表作と言われ、様々な大学の入試問題に登場したという逸話が残っています。カーニバル化は「日常生活の中に突如として訪れる、歴史も本質的な理由も欠いた、ある種、度を過ぎた祝祭」と言われています。

この発想を当てはめてみると集団安保法案反対の個人参加は社会がスマートフォンを契機としたIoT化に動く中、ネットが現実と重なり合い、現実社会の中で「カーニヴァル化する社会」の現象が起こり始めたと言う事なのでしょうか。これはニートやオタクと言われた人々のライフスタイルがある意味で日本社会で一般化を始め、「個の自律、可視化、自己表現」と言った、欧米諸国に比べて日本の成熟社会にかけていた草の根民主主義を普及させる方向に行っているようです。この点はオリンピックの国立競技場やエンブレムの問題指摘、小保方さんのスタップ細胞問題にも当てはまります。(そういえば年末のハローインの渋谷のコスプレデモが楽しみですね。これ、反安保デモと同じカーニバル化要素を持っていますから)

■ 日本型のアラブの春とIoT

インターネットによる日本型のアラブの春が反安保デモと言う形で出現したのなら、これは歓迎すべきことでしょう。何故ならIoTが革命と叫ばれ、ありとあらゆるモノやサービスが再発明され、働き方が雇われない働き方、ミニ企業家の方向に向かう中で個の自律と自己表現の強化(民主主義の強化)は日本社会が21世紀に勝ち残るための必須事項だからです。日本的な自己表現の強化とインターネットによるネットワーキングの活用、カーニバル化がいよいよ社会を変え始めました。

★★カーニヴァル化する社会 (講談社現代新書)

★★国営放送NHKがデモ報じずネット大炎上「NHK包囲デモをすべき」などの声が噴出

★★安保関連法案が可決・成立

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