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フォルクスワーゲンの見方、トヨタの燃料電池車はガラパゴス

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  燃料電池車は新たなガラパゴスに過ぎない・・・・日本の外での成功は希望がない・・・・

  フォルクスワーゲンジャパン 庄司茂社長・・・・・おおお、ほんとの事をよく言った!!

あっぱれ!!

 <出所 フォルクスワーゲン>

 トヨタの反論  いやいや、こういうプロジェクトは政府の後押しが大切だ・・・

燃料電池車は日本や欧州、そしてカフィホルニア、東海岸でも成功するよ!!

未来はあるんだあああ・・・


toyota-fcv-concept

 <出所 http://cleantechnica.com/  >

 一台300万円の補助金を出すと言われる燃料電池車ですが、海外の見方は結構、冷ややかです。ルノーと日産を率いるカルロス・ゴーンさんや、フォルクスワーゲンのルドルフ・クレブさん、テスラのイーロン・マスクさんなどは「燃料電池車には希望がない」と述べています。そしてフォルクスワーゲンジャパンの庄司茂社長はブルンバーグのインタビューに答えて日本政府とトヨタの取り組みを「燃料電池車は新たなガラパゴスだ」と述べています。

■ 新たなガラパゴス 燃料電池車

燃料電池車は新たなガラパゴスと言う見方は「日本の中では一定成功するかもしれないが、日本の外では希望がない」と言うモノです。それに対して海外ではトヨタのスポークスマンのDion Corbettさんは「燃料電池車の成功には当然、政府の強力な後押しが必要である」「燃料電池車は日本だけではなく欧州でも成功する、カリフォルニアも北米東海岸でもだ」と反論しています。一方フォードの会長のアラン・ムリーさんは、燃料電池車はもっと出てくるだろうと言う大人のコメントを残しています。

フォルクスワーゲンも含めたドイツ勢や米国勢は将来、電気自動車が主流になると考える一方、燃料電池車にも一定の投資を始めています。それは何故でしょうか。

■ フォルクスワーゲンの燃料電池対策はヘッジング

さて商品相場や株式相場にはヘッジングと言う手法があります。予測としては、相場は上がるかもしれないが、もし下がった場合に保険としての手当てをしておこうと言う手法です。このヘッジングは輸出入における先物為替予約でしばしば使われます。輸出の場合、円相場は130円まで下がるかもしれないが、125円でも十分なので予約を入れようと言う発想ですね。

ですからフォルクスワーゲンなどは保険として燃料電池車に一定の投資をしている訳です。ガラパゴスが世界を制覇する可能性だってないとは言えませんから。

 テスラのようなスタートアップ企業でも作れる電気自動車にテスラとの合併プロジェクトを通じて危機感を抱いた伝統メーカーのトヨタの賭けが燃料電池車ですが、日本政府も東京都もどこまで付き合うのでしょうか?2020年、東京オリンピック後のあたりから勝負がはっきりするのでしょうか。

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