グーグルがＭＶＮＯ参入、料金は使った分だけ、未使用分割戻

» 2015/04/23

　うーむ　ここに　未来が見える・・・うーむ

グーグルがＭＶＮＯに参入して・・・・　プロジェクトファイ（Project Fi）を名乗ったのだ！！

google android project fi

＜出所　ビジネスインサイダー　＞

　プロジェクトファイ（Project Fi）と言うのが正式名称ですが、グーグルが待望のＭＶＮＯ（仮想通信事業者）に参入しました。北米から開始し、次第に拡大します。T-Mobile とSprintが回線を提供しました。その特徴はWi-Fi とcellular（携帯電話）の間を（自動的にスピードが速い方を選択して）スムースに切り替えることが出来る点、そして基本料金を除き、契約の範囲内で使った分だけ支払う制度です。（これは画期的です）但し、グーグルのネクサス６だけが全体サービスの対象です。

2015年2月にMWC（スペイン・バルセロナ）でグーグルのスンダリ・ピチャイさんがＭＶＮＯ参入の意向を発表していましたが、遂に実施されました。

■ 基本サービス

基本料金２０ドルで音声通話、テキストメッセージ、そして国際通信を無制限にカバーします。その後、１ギガあたり月額１０ドルでサービスします。例えば２ギガ必要な場合には月額２０ドルが加算されます。但し、１．５ギガしか実際に使われない場合には、５ドルが割戻されます。またグーグルハングアウトが無条件に使えます。グーグルハングアウトの対象はスマートフォンだけではなくタブレットやパソコンも入ります。ネクサス６のテザリングもできます。

しかし、未使用契約分の割戻はAT&Tやベライゾンなどには相当の脅威かもしれません。あの孫さんさえ思いついていなかったサービスです。これが今回の最大のイノベーションでしょう。

■ ブロードバンドはグーグルファイバー、ワイアレスはＭＶＮＯ

グーグルは「月額70ドルのグーグルファイバー」と「ＭＶＮＯ」の組み合わせで通信キャリアに参入しました。グーグルファイバーへの参入は2012年ですが、テレビのインターネット移行、IoTへの盛り上がりを受けてAT&Tなどが本気になり始めています。一方ワイアレスの展開は回線を借りるＭＶＮＯ形式ですが、既存の通信業界にどのようなイノベーションを引き起こすか楽しみです。