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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

米国内、一日で百万個以上売れたアップルウオッチ(スライス調査)

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4月10日金曜日、米国では957千人が一人1.3個購買しました・・・・

 これは実績のない製品にとっては記録的な販売数です・・・・

 

 上手くデータが取れませんが、下に詳細が出ています。

http://intelligence.slice.com/first-apple-watch-data-one-just-isnt-enough/

 スポーツ版だけの内訳は黒バンドが64%、スポーツ版白バンドが22%です。詳細は上をクリック願います。尚、バンドの色での分類ではブラックバンドは全体の22%です。

slice001

<出所:スライスインテリジェンス>

 スライス・インテリジェンスの調査によれば2015年4月10日(金)、一日に957,000人が購入したそうです。そして一人平均1.3個買ったと推計しています。一人平均503.83ドル支払いました。購入者の72%は過去2年間にアップル製品を購入経験があるそうです。また62%の顧客が一番安いアルミニウム製のスポーツ版を購入しています。

■ 一日でグーグルの一年分を上回った

やはり特筆すべきは2014年全体で72万個しか売れなかったアンドロイドウエアを1日で軽く抜いたという事でしょうか。ペブルウオッチの場合は、2013-2014年全体でやっと百万個と推計されています。アップルの創造性はライト兄弟並みであり、恐るべしです。

■ ルイビトン戦略の成功か?

今回アップルはパリのファッションウイークに「プラダを着た悪魔」の出演者と共に開発リーダーのジョニー・アイブさんを登場させるなど、明らかに「高級ブランド感」を際立たせ、ブランド戦略を採用しました。(ブランド戦略=高級品をちらつかせて普及品を一杯売る戦略)狙いは昔に日本のクオーツに攻められたスイスの時計メーカーが宝石色を強めたことに対する対抗、二点目はルイビトンのように超高価格品をかざしながら一般価格の製品を売る心理学で言う「栄光浴やハロー効果」を狙った点です。数の少ない高級品と値段の安いスポーツ版がさっさと売り切れたという事は、アップルのルイビトン戦略は成功だったと言えるでしょう。

■ フィットビットとアップルウオッチが支えるウエアラブル

 既にオバマケア(民主党の医療保険改革)の追い風を受けて、米国の消費者、企業はフィットビットやジョーボーンを買っています。この両者とアップルウオッチの連動でウエアラブルは伸びていくと思われます。

★★FIRST APPLE WATCH DATA: ONE JUST ISN'T ENOUGH

★★ The Apple Watch beat the Android smartwatch's yearly sales in a single day

★★Apple just did in a day what Google couldn't do in an entire year

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