恐るべしフェイスブックのOpen Compute Project、アップルも正式参加
フェイスブックもOpen Compute Projectでいよいよハードウエアの販売にでました!!
オープンアードウエアとソフトウエアのスイッチの販売です。
でも いつの間にかアップルが参加しており、正式に発表になりました・・・
何故 何故 何故 参加するのでしょうか?
"Apple is a new member," Frank Frankovsky, chairman and president of the project told the audience,
Open Compute Project Summit OCP US SUMMIT2015 MARCH 10-11
米国サンノゼでOpen Compute Project Summit が行われています。そこでの発表です。フェイスブックが開始した個別企業のプライベイトクラウド・サービス立ち上げの為のオープンプロジェクト(オープンソフトウエアとオープンハードウエア)には、マイクロソフトに続いてアップルが正式に参加です。アップルはかなり長い間、Open Compute Projectと協力関係にありましたが、今回正式に参加を表明しました。
注)Open Compute Projectはフェイスブック自身による安いサーバーの設計、オープンソフトウエアとオープンハードウエアの設計と調達によるデータセンターの効率化の成果を基にしたオープンプロジェクトです。
■ フェイスブックが開始したオープンハードウエアビジネス
フェイスブックがイーサネットのスイッチ(オープンハードウエア)に関して子会社を通じて事業化し、本格的にハードウエアビジネスに出ようとしています。
オープンアードウエアスイッチなので誰でも製造できます。これはシスコにとって脅威と見られています。
■ Open Compute Projectは大手企業のデータセンターに有効
尚、企業ユーザーではバンクオブアメリカが2018年までにデータセンターなどの80%をOpen Compute Project関連の製品(オープンソフトウエアとオープンハードウエア)で置き換えたいと言っています。また金融で有名な投資銀行のゴールドマンサックスもボードメンバーに入っています。
中小規模の企業はいきなりパブリッククラウドに行く可能性が高いですが、大手の企業の場合にはOpen Compute Projectによるプライベートクラウドサービスも大きな魅力です。
■ 第一のアップルの狙い
アップルは自社で iTunes, Siri, iCloud、またマイクロソフトとも競合する iWork for iCloudなどの為のデータセンターを展開しています。当然、Open Compute Projectを活用してのそれらのサービスの効率化は考えているはずです。IBMも類似のオープンパワープロジェクトを実施していますが、今後はどうでしょうか。またアップルの参加は、Open Compute Projectでは大歓迎のようです。
■ 第二の狙い
アップルはIBMと組んで企業内でのスマートフォンやタブレット、スマートウオッチの販売を狙っています。そこに今後開発を計画している製品をOpen Compute Projectに対応させてユーザー企業内に持ち込む準備をしているとも考えられます。既にHPやデル、フォックスコンなどはOpen Compute Projectに参加してOpen Compute Project対応の安いサーバーを開発し始めています。当然、IBMもリナックス陣営に参加したように早晩、参加する可能性が高いと見られています。
★★Facebook's latest move should be making Cisco very nervous
★★ Apple has been 'quietly' involved in one of Facebook's most important tech projects