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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

4Kアップルテレビが2016年に登場するかも・・・・

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ネットフリックス頑張ってますねえ・・・地上波が「儲からないから興味なし」・・と横を向く中・・・・「4K放送で一挙にCATVからのネット動画への移行」を狙っているようです・・・・

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出所:9TO5MAC>

 アップルTVハックは 4Kアップルテレビをこんなイメージだと予測しています・・・

 

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<出所:http://www.appletvhacks.net/>

 有名なモノを言う投資家、ファンド運営者のカール・アイカーン氏が、2016年、アップルは4Kアップルテレビを出すのにちょうどいい時期だとCEOテイム・クック氏へのオープンレター(更に自社株買いを促す手紙)の中で述べ、注目されています。(米国での投資家との裏の議論が一部表面化したと言う見方もあります)無論、世間の注目の第一は10月16日のiPadイベントですが。

 

■  セットトップボックスでは無く、パネル付き4Kアップルテレビ

2015年にはアップルがセットトップボックス型アップルテレビ(Itv)の本格版を出すと一般に予想さています。(2014年1月、アップルテレビは玩具卒業宣言を出しています)

 

当然、アップルは様々な可能性を検討していますが、アイカーン氏は「買い替えサイクルから考えて(2009年の地デジ移行から7年経つ)2016年は最適な時期だと予測しています。またパネル付き4Kアップルテレビ(UHDのパネル付きアップルテレビ)を出さないとソニーやLG、サムスンに対して競争力が無いと言う訳です。(一般にテレビの買い替えサイクルは7年と想定されています)カーン氏は2016年4Kアップルテレビは12百万セット、2017年には24百万セット売れると予測を出しています。パネルは55インチと65インチ、価格は1500ドルとの予測です。

 

またその理由に映画やドラマのオンデマンド・サービスのネットフリックスが、4K映像を今後の売り物にし始めている点を挙げています。4K映像でコードカット(CATVからの乗り換え)を進める戦略です。アップルのスマートテレビ戦略は地上波やCATVにはまるで興味が無く、スマートテレビ=インターネット(ハイブリッドではなく、言わば純粋電気自動車発想)と言う思想ですから。

 

■  地上波やる気なし、4Kテレビはインターネット中心

4K放送に関しては米国を始め、各国とも地上波にはやる気がありません。日本はNHKだけが8Kと頑張っています。

そこで4K放送に向かうのは一部のケーブルテレビとインターネットと考えられています。特に4K放送開始は放送がインターネットに移行するきっかけになると見られ始めています。

 

そうなれば確かにアイカーン氏の指摘も当を得たものと言えるでしょう。確かに2016年頃のテレビの買い替えサイクルの到来や4Kテレビの値段が下がり、逆にアップルにとっては一定の利益が出せる価格帯になり始めていると言う見方もあります。(韓国LGの55インチ4Kテレビは1700ドルです。でも・・・中国製は既に安いもので6-7万円ですが)

 

■  まずはコムキャストによるタイムワーナーの買収後の動きか?

アップルテレビに関しては、2014年2月頃、CATV業界での大きな買収の動きがあり、その為、アップルとの番組提供交渉が中断しました。それが2014年に出ると見られていたアップルテレビ本格版遅れの理由です。2015年初までにはこの問題も決着が付きますから、まずはそれに注目です。恐らくこの段階でアップルテレビ本格版(まずはセットトップボックス版)を出して来るだろうと予想されます。さて・・本当の「りんごの気持ち」はどうなんでしょうか?

 

★★ Carl Icahn forecasts UltraHD Apple TV set in FY 2016

 ★★Carl Icahn calls for an UltraHD Apple TV set in 2016

 

★★米コムキャストがタイム・ワーナー・ケーブル買収へ、総額4.6兆円

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