スマート革命と新年、いよいよ本番か、アップル、グーグル、マイクロソフトが争うスマート家電「R2 Studios」の買収合戦!!
<序文>
一人が七台のスマートデバイスを使いこなす時代にはスマート家電は欠かせません。2012年の暮れになってアップル、グーグル、マイクロソフトが買収を競う「R2 Studios」が注目されています。「R2 Studios」は照明や暖房器具のオンオフなどの操作の特許を持っており、ロケーションフリーのスリングボックスを立ち上げたBlake Krikorian氏がCEOを務めています。(まだ買収の話し合いは各社初期段階と言うところのようですが)
2013年にはマイクロソフトはXboxの後継機、アップルはアップルテレビ、グーグルはグーグルテレビの本格版を出すと予測されていますが、同時にグーグルの Android@Homeなどスマート家電の本格展開に乗り出す準備が始まったと予測されます。スマート家電は、既に元アップルの Tony Fadell氏がスマートメーターノネストを開発し注目されている市場です。
「R2 Studios」は既にクレストロンの住宅家電サービスにアプリを提供し、実績があります。サムスンもアンドロイドにアプリを提供してほしいと言っています。
ウオールストリートジャーナル紙が取り上げていますので今後は要注目ですね。
★★ Would Apple want to run your whole living room?
★★ Home-Automation Startup R2 Studios in Acquisition Talks
★★Apple in Talks to Acquire Home Automation Firm R2 Studios
動画 動画にデモがあります。
「R2 Studios」の住宅家電アプリ
(出所:ギガオム)
R2はCrestron whole-home control systemsの為にアプリを提供
(出所:マックルーマー>
<スマートテレビの勝負は2013年秋で終わり>
照明や温度のライセンスを持つ「R2 Studios」の買収合戦はこれから本格化します。もうスマートテレビの勝負の山は2013年で御仕舞であり、寧ろ各社共に2014年頃に本格化するスマート家電の準備に取り掛かり始めたと考えられます。
<スマートテレビの皮切りは通信キャリア企業だった>
スマートテレビの歴史を振り返れば明らかですが、テレビにアプリを置き始めたのは2009年米国地デジ実施後のベライゾン、デイレクTV、AT&TなどのIPTV系でした。それにCATV各社が続き、それからグーグルなどのスマートテレビの初期ブームになりました。
スマート家電に関してはベライゾンが既に2011年にドアの開閉や防犯防止、照明のオンオフなどのサービスを開始し、2012年AT&T(計画発表)やCATV各社が続いています。従がってそろそろグーグル、アップル、マイクロソフトが本格展開の準備を始めてもいい頃です。