スマート革命と選挙、スマート革命視点から見た自民公明連合圧勝の意味
<序文>
2012年12月16日の選挙で自公連合が合計325議席を獲得し、圧勝しました。全体の3分の2を超えています。一方で民主党は57議席と解散前の五分の一と言う惨敗です。
一方で米国のオバマ政権は、中間選挙では惨敗しましたが、2012年の大統領選挙では圧勝しました。同じころ太平洋の東と西出出現した、ハト派の改革派政権ですが、数年後の結果は全く違います。その差は一体どこから来たのでしょうか。
筆者はインターネット選挙の採否に代表される日米革新勢力の姿勢の差にその差を見ています。
★★ 2012年衆院選結果
(時期首相が確実な自民党の安部さん。
是非、クリエイティブクラスの育成にも前向きになって欲しいです。)
<出所:http://www.s-abe.or.jp/>
<なぜこれほどまでの大敗なのか?>
日本の民主党は歴史的な大敗を喫しました。一方オバマ民主党は最終的には圧勝し、大勝です。
オバマ民主党も日本の民主党も共通点は組織票として労組を抱えています。その上で若者を中心とした浮動票に乗っかっていた点も同じです。
しかし唯一の相違点は、オバマ民主党は21世紀を「工業社会から創造経済への転換」と明確にとらえ、「クリエイテイブ・クラス」が活躍しやすい環境を整える姿勢を示していました。だから故ジョブズ氏やフェースブックのマークさんなどを呼んでわざわざ食事会などを主催し、それをマスコミ発表していました。またオバマ民主党の選挙運動の中心はその「クリエイテイブ・クラス」が支えるインターネット選挙でした。特に財政面ではスクエアなどインターネット決済による小口現金のドーネーションが効果的でした。
オバマ政権は「クリエイテイブ・クラス」を育成し、「クリエイテイブ・クラス」に支えられて当選したことが明らかになっています。
一方日本の民主党は、政策がばらまき中心で「工業社会から創造経済への転換」と「クリエイテイブ・クラス」育成と言った21世紀のビジョンが有りませんでした。この差が両者の間で目立ちます。ビジョンが無ければ、「別に中国を抑えると言ってる、経済重視の自民党だっていいじゃん!!」と言うことに簡単になります。
それを象徴するインターネット選挙も本気でやりませんでしたよね。これが姿勢の差です。
やっぱり21世紀型維新を本気で実行するならば、大きな哲学的ビジョンと実行が必要と言うことのようです。
経済・社会学者リチャード・フロリダ氏の提唱する概念であり、約4000万人、全米の労働力の3割と言われています。そしてクリエイティブ・クラスの上位層ほどオバマ支持が強いという調査結果が出ています。
科学、工学、教育、コンピュータ・プログラミング、研究、また芸術・デザイン・メディア労働者による部分集合など
リチャード・フロリダ氏のオバマ選挙とクリエーティブ・クラスの関係は以下参照願います。
スマート革命と選挙、インターネット選挙が加速するか「クリエイティブ経済」の実現!!