京コンピュータ前駅、初上陸!【スパコン京を見に行こう!第1弾】
これから4部作でお送りいたします、SPARCお姉さん長島の「スパコン京を見に行こう!」ブログ。4部作だなんて迷惑な話ですね、なんと京の話をする前に1部が終わる、という、モノ好きな皆様へお送りするラプソディー。
- 第1弾:京と会うまでの旅路
- 第2弾:京とご対面
- 第3弾:熱源機械棟を見学
- 第4弾:免震ピットも見てきたぜ!
皆さんご存知、理化学研究所と富士通が共同開発したスーパーコンピュータ「京」。「京」単体では見たことがあるのですが、どうしてもあの圧巻の計算機室を見てみたくて、行っちゃいました、神戸。
飛行機で行くと便利!
行くと決めてから、いろんな人に「飛行機でしょ?」と聞かれて疑問に思っていたスパコン「京」見学初心者の私。
なぜ飛行機なのか。
なんと神戸空港の隣の駅が、スパコン「京」の最寄り駅なんだとか。ぃゃー、知りませんでした...。ということで、飛行機で1時間ぐらい、サクッと羽田から飛びました!
(朝食を羽田で食べて、飛行機でGo!帰りは神戸市内で食事や軽い観光の後、新幹線で帰ってきました。日帰りも大丈夫!)
駅名だって「京コンピュータ前」駅!
スパコン「京」が設置されている理化学研究所 計算科学研究機構は、兵庫県神戸市のポートアイランド(人工島)にあります。このポートアイランドは、震災復興事業として始まった「神戸医療産業都市構想」の中心地となっています。
最先端の医療技術を研究開発している専門医療病院、民間企業、大学が集まり、産学連携による国際的研究開発の拠点となっています。現在では300を超える企業や大学が、このポートアイランドへ集結!
この神戸医療産業都市では、主に以下の3つの分野について、強化して取り組んでいるそうです。
- メディカルクラスター
- バイオクラスター
- シミュレーションクラスター
ハイ来ました!シミュレーションクラスター。ここにスパコン「京」があたります。
ポートアイランドを走っている電車「ポートアイランド線」では、以前の「ポートアイランド南」という駅が、2011年から「京コンピュータ前」駅へと変わっています。駅名を見ただけでもウキウキするー!
(10年、20年後もこの駅名のままなんだろうか...ちなみに副駅名の「神戸どうぶつ王国」は、命名権のスポンサー契約により、2014年7月1日から3年間、この副駅名を付けることになっているんだとか。"副駅名"という単語、初めて聞いた...)
巨大ソロバンだって...京!
さぁ、京コンピュータ前駅を降りて理化学研究所の研究開発機構へ!(歩いてすぐ)
はて、見えてきたのは縦長のモニュメント。んーこれは・・・現代アート?
えーっと、これ、わりと皆さん気にしていませんでしたが、とっても大事なメッセージが込められたモニュメントなんです(笑)
1秒間に約1京回(10ペタFLOPS)の演算を目指して開発されてきたスーパーコンピュータ「京」。 1京、とは、数字で書くと...
10, 000, 000, 000, 000, 000
10の16乗ですね。0が16個並び、先頭に1が並んでいます。
この「京」を、そろばんの玉で表しているのが先ほどのモニュメント。黒い玉が0を表し、一番上にある金色の玉が、1京を表す桁を表現しています。
Ingressのポータルにもなっておりますので、お近くにいらしたからは、ぜひHackを:-)
Ingressとは、Googleが開発した拡張現実技術を利用したスマートフォン・タブレット向けのオンライン位置情報ゲームのことです。現在、開発したメンバーがGoogleから独立し、Niantic Labとして開発・運営されています。
本題の「京」に触れることなく第1弾、これで終了です(笑)
次回は「京とご対面」をお送りいたします!