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ものづくり日本大賞「経済産業大臣賞」、島根富士通が受賞

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「富士通」という企業名を聞くと、多くの方が「パソコンと携帯電話を作っている会社」と思われるかもしれません。

実際のところ富士通という会社は、パソコンや携帯電話における収益よりも、ソリューションサービスやシステムプロダクトにおける収益の方が大きいんですね。


▼2014年度のセグメント別売上収益
・テクノロジーソリューション:65.8%
 (サービスやプロダクト)
・ユビキタスソリューション:21.2%
 (パソコンや携帯電話)

詳しくは、富士通 セグメント別売上収益・営業利益 をご参照ください。また、富士通のユビキタスビジネスについては、ユビキタスビジネスの体制強化(2015年10月29日プレスリリース) もご参照ください。


上記のように収益の割合を見ると、テクノロジーソリューションとユビキタスソリューションの間には3倍以上の開きがあるにもかかわらず、日本人の多くが、「富士通はパソコンと携帯電話を作っている会社」と認識しているのは、それだけ富士通のパソコンや携帯電話が身近なものであったり、良く使っていただいているからこそ、なのかなと思っています。

そんな富士通では、ノートパソコンやタブレットをプリント基板の実装から組立/梱包/出荷まで、すべて一貫して国内で行っています。島根県にある島根富士通で製造され、全世界に出荷されています。
今回は、この島根富士通のノートパソコン生産方式について、内閣総理大臣表彰「第6回ものづくり日本大賞」における「経済産業大臣賞」を受賞しました

■混流生産で多品種に対応

なんと、島根富士通では、ノートパソコンやタブレットを生産する際に、1台ごとに仕様の異なる製品を混流で効率的に生産することできるんです。

確かにパソコンを買いに行くと、モデルごとに基準となるパソコンがお店に並んでいますが、細かい仕様は自分で選ぶことができますもんね。パソコンのカラーはもちろんのこと、メモリやディスクの容量は多め?少なくなめ?ディスクはHDD?SSD?などなど、選べる選択肢は多いですね。


実は、私、新人時代に島根富士通に工場実習に行かせていただいたことがあります。
当時のメモ帳に「単純作業であっても、なぜそれをしなければならないのかを考えながら作業すべし」と書いてありました。どうやらオリエンテーションで言われたようです。
きっと、島根富士通では、今でも背景や根本を考えた改善活動が続けられているんだと思います。
そして、私が実習に行かせていただいた当時とは、パッと見同じに見えて、まったく違う工場として稼働しているんだと思います。




島根富士通について、少し古いのですが、わかりやすく紹介されている記事があったので、ご紹介。

■MONOist
富士通のPC工場、勝利の方程式は「トヨタ生産方式+ICT活用
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1310/17/news013.html
 

Facebookページもご覧あれ~!
■島根富士通 Shimane Fujitsu
https://www.facebook.com/FujitsuSFJ/

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